2024年 4月 26日 (金)

「女性役員30%」 日本企業は達成できるのか

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

残る懸念は「仕事と家庭の両立が困難になる」

   女性が管理職になりたがらないのには事情がある。女性の場合、昇進を望まない理由として挙げられたのは「仕事と家庭の両立が困難になる」が一般社員クラスで40.0%、係長・主任クラスでは42.5%にのぼる。

   男性がいずれも20%以下なのに比べて、倍以上だ。「イクメン」が増えてきたとはいえ、男性の育休率が低いことを考えると「昇進しすぎると、仕事も家事も育児も自分の肩に重くのしかかってくる」懸念が払しょくできない限り、昇進に二の足を踏んでも不思議ではない。

   「周りに同性の管理職がいない」という理由も、男性と大きく異なる点だ。「女性上司」というモデルがなく、自らが開拓者となるには並々ならぬエネルギーが必要となる。

   やはり「仕事と家庭の両立」という課題をクリアするためのブレイクスルーがないと、「女性役員30%」という数値目標が単なるアドバルーンで終わってしまう恐れはある。

姉妹サイト

注目情報

PR
コラムざんまい
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中