「学歴フィルター」は明らかに存在する 「門前払い」就活生に突破口はあるか
2014.01.25 10:20
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入社できても「合わない」「ついていけない」現実
早い段階で学歴フィルターに引っかかると、実力を発揮する前に門前払いされてしまう。事前の対応策として常見氏は、「自分の大学の就職実績を確認する。自分が希望する会社に過去数年、何人就職しているか。あまりに人数が少ないと、よほどその人が優秀だったか『コネ入社』の場合もあり得ます」と話す。就職四季報を活用して、採用実績を確認するのもよい。
だが大学名ではじかれてしまうのであれば、どうしようもないのか。「是が非でもこの会社に」というターゲットがある場合、「人事は多様性にも配慮しますから、『雑草』『ソルジャー』アピールするのもひとつの方法かもしれません。大学名からイメージされるよりも優秀と思わせるのも効果があるでしょう」と常見氏。初期選抜となるESやSPI対策を怠らず、何とか最初の関門を突破するよう全力を尽くす。現実問題として「コネ」がものをいう場合もある。
ただし、希望の就職先が果たして自分の活躍できる場があるかを見極めるのも重要だ。「せっかく入社しても、合わない、能力的についていけない、というケースがあるのが現実です」(常見氏)。