「逆転」で希望のフランス勤務を勝ち取った 女性が張っていた「網」

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   先日、あるグローバル企業のフィリピン法人社長の方とお話をしました。

   その時、伺った中に、全てのビジネスパーソンに見習って欲しい話がありました。

   その会社に新卒で入ったある女性は、入社の面接から「フランスに行きたい!」と主張していたそうです。しかし、2年間は日本勤務。優秀な成績を残したのにフランスには行けなかった。そこで、全体会議で手を挙げ「なぜ私はフランスに行けないのですか?」と聞いたそうです。

突然のフランス語による質問に、フランス語で返答

会議で手を挙げ、思い切った質問を…
会議で手を挙げ、思い切った質問を…

   その質問に対して回答したのは、フランス法人の役員。回答の内容はフランス語で、でした。会場のほぼ全ての人がフランス語を理解できないのでぽかんとするなか、質問した女性はその回答に対して流暢なフランス語で返答したのです。

   その後、「なぜフランス語が話せるのですか?」という質問に対して、「この2年間、フランスに行きたくて、勉強したからです」と答える彼女。

   ここで、社長が即座にフランス行きを決定。2か月後にフランスに転籍になり、今はパリ支店の責任者をしているそうです。

   ここから分かる大切なことは、

・自分が何かをしたければ、それを声に出して主張する必要がある
・自分が主張するからには、それを裏付ける実力が必要である
・チャンスはいつ訪れるかわからないので、事前に実力をつける努力をしておくべきである

   当たり前の事ですが、これをしっかりやっておかない限り、チャンスを掴むことはできません。逆に言えば、自分がやりたい目標を定め、そのための準備を粛々と進めておく。そうやって、海の底に網を張っておくような地味な作業をしておけば、どこかのタイミングで大きな獲物を掴むことができるのです。

   「俺なんかにチャンスは回ってこない」と嘆いているあなた。あなたはちゃんと網を張っていますか?(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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