2019年 12月 7日 (土)

「意識高い」はポーズだけ ここまできたか「学生のマニュアル化」

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   就職活動シーズンまっただ中ですね。学生のみなさんにおかれましては、自己PRのネタがなにか無いだろうかと必死になっているところだと思います。

   一時期、意識が高い学生という特殊な業界のなかで、世界のビジネスリーダーを回る旅が流行りました。これは通常のバックパッカー旅行とはちがって、起業家やNPOのリーダーを訪問するものです。

   通常のパッカー旅行では、危険な目にあったとか、下痢になったとか、バスで24時間かけて移動したといったことが自慢になりますが、この意識の高い世界一周では、どれだけの憧れの人に会ったかどうかが大事です。

社会起業家に会いに行く

海外の社会起業家に会いに行ったが・・・
海外の社会起業家に会いに行ったが・・・

   シンガポールの起業家や、バングラデシュの社会起業家などが大人気です。とくに社会起業家の人気っぷりはすさまじい。一時は、たくさんの学生が押し寄せたといいます。

   有名人とあって満足。有名人は観光名所と一緒なのです。有名人スタンプラリー。よく、タレントと一緒の写真をとって飾っている飲食店ありますよね。アレと一緒。

   それを就職活動のネタとして話すものですから、聞いている側はたまったものではありません。

   当の学生は気づいていないのかもしれませんが、これは、本人の意識が高いのではなく、意識が高いのは起業家のほうであって、学生のほうは、単にそれに乗っかっているだけです。

   実は、この手の学生は、どうにかして、意識が高いような行動を自分もとらなければならないという強迫観念から、意識が高そうに見える他人の行動を真似している様子が伺えます。

大石哲之(おおいし・てつゆき)
作家、コンサルタント。1975年東京生まれ、慶応大学卒業後、アクセンチュアを経てネットベンチャーの創業後、現職。株式会社ティンバーラインパートナーズ代表取締役、日本デジタルマネー協会理事、ほか複数の事業に関わる。作家として「コンサル一年目に学ぶこと」「ノマド化する時代」など、著書多数。ビジネス基礎分野のほか、グローバル化と個人の関係や、デジタルマネーと社会改革などの分野で論説を書いている。ベトナム在住。ブログ「大石哲之のノマド研究所」。ツイッター @tyk97
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