2024年 4月 24日 (水)

セクハラおやじに一言 それ、自分の娘にできます?言えます?

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

   春は、歓迎会シーズンです。飲み会や2次会に参加する人も多いでしょう。会社の飲み会では、つい気が緩んでセクハラをしてしまう男性(女性)は、今でも結構多いようです。

   そこで今回は、「飲み会でNGなセクハラ行為とはどういうものか」という、古くて新しい問題について考えてみましょう。

「いつ子供産むの?」はセクハラか

宴会あとは要注意!?
宴会あとは要注意!?

   ツイッターでは、女性とみられる方が、「飲み会で『いつ子供産むの?』と言われて、あんなに会社でセクハラ教育受けてるのに、こんな堂々としたセクハラすんのかって思った」とか、「飲み会帰りに抱きつかれて『セクハラですよ!』ってキレたら『何で? マジで意味分からん』みたいな顔された・・・」などとつぶやいているのを見かけます。どうしてこんなことを言われなければならないの? とか、セクハラを防御しきれなかった・・・など、モヤモヤした思いが伝わってきます。

   では、どこからがセクハラなのでしょうか。「結局は好き嫌いの問題でしょ」という意見もあるかもしれません。「飲み会でのシモネタやお酌、ボディタッチだって、好きな相手に同じことをされたら喜ぶくせに」という声もあるようです。こうした主張の裏には、「飲み会は親しいコミュニケーションの場なのだから、性的な行為も当たり前」という考えがあるような気がしてなりません。

   飲み会が、「親しいコミュニケーションの場」であることは否定できませんが、性的な話題に立ち入られることが「親しさ」の表現どうかは、人によって感じ方が違います。男女ともに、敏感になりすぎるくらいでよいのではないでしょうか。

北条かや(ほうじょう・かや)

1986年、金沢生まれ。京都大学大学院文学研究科修了。著書に『本当は結婚したくないのだ症候群』『整形した女は幸せになっているのか』『キャバ嬢の社会学』。ウェブ媒体等にコラム、ニュース記事を多数、執筆。TOKYO MX「モーニングCROSS」、NHK「新世代が解く!ニッポンのジレンマ」(2015年1月放送)などへ出演。
【Twitter】@kaya_hojo
【ブログ】コスプレで女やってますけど
【Facebookページ】北条かや
姉妹サイト

注目情報

PR
コラムざんまい
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中