「選考開始は8月」指針なし崩し 「内定あり」学生が、もうこんなに・・・

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   2016年春入社の就職活動で、企業から採用の内定(内々定を含む)を受けた大学・大学院生が2015年5月1日時点で16.4%にのぼることがわかった。就職情報のアイデム 人と仕事研究所が6月9日に発表した。「内定あり」の学生は、4月(4.1%)から12.3ポイントも上昇した。また、就活解禁の2か月後のペースとしては、2014年の4倍(14年1月末調査と比較)にあたるという。

   内定を得た学生の1人あたりの企業数は平均1.4社で、中には「4社から内定を得た」という学生もいた。

   就活の進捗状況をみると、「面接・試験段階」の学生が42.0%、「エントリー活動段階」が36.7%。学生が会社説明会に参加した回数は、平均19.0回(4月1日時点、平均12.7回)。選考採用に応募した企業数は、平均21.5社(同、平均23.0社)だった。

   日本経済団体連合会は、面接などの選考活動は「4年生の8月以降」に行うよう指針を定めている。選考解禁前にもかかわらず、多くの企業が「なし崩し」的に内定を出しているようすがうかがえる。

   なお、調査は5月1日~7日、大学4年生と大学院2年生を対象にインターネットで実施。659人が回答した。

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