2019年 10月 16日 (水)

看護師F子の転職物語 彼女はなぜ「美容クリニック」を選んだのか

印刷
富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   拙著『整形した女は幸せになっているのか』(星海社)を執筆する際、さまざまな美容クリニックで「看護師」を務める女性に、聞き取りを行いました。今回はその中で、特に印象的だった女性、F子さんの事例をご紹介します。看護師として、約10年のキャリアをもつ彼女は、以前、救命救急センターで働いていました。が、日々、患者さんの「ギリギリの状態」と向き合う中で、精神的に辛い思いをしたといいます。そこで転職し、女性たちの「美」を叶える「美容整形」の現場へ飛び込んだのです。

   「以前の職場で、最初に配属されたのは、病棟でした。その数年後、救急外来へと配置転換になったんです」と語る看護師、F子さん(32歳)。物静かな雰囲気ですが、芯はしっかりしている印象です。彼女が経験した「救急医療」の現場は、想像していたよりずっと、ずっと大変だったといいます。

「悲しい場面に直面することが多かった」

やりがいは、あるけれど・・・
やりがいは、あるけれど・・・
「もちろん、救急センターでは医師が中心として動きますが、私たちも、全力で尽力します。が、どうしても、救急の患者さんを救うには、限界があって・・・必死で処置をしても、亡くなられてしまったり、たとえ命だけは助かっても、半身不随、首から下が全く動かなくなってしまう方もいたり・・・辛くて、一生この現場にいることはできないと感じてしまいました」(F子さん)

   地域の拠点となる「救急医療」の現場には、交通事故に遭った患者さんも、多く運ばれてきます。

   「交通事故だと、助からない場合も多くて。本当にやりきれないというか、悲しい場面に直面することが多かった」というF子さん。数年の経験を経て、心身に不調をきたすようになってしまいました。

「だから、思い切って、『美容クリニック』に転職を決めたんです」

北条かや(ほうじょう・かや)

1986年、金沢生まれ。京都大学大学院文学研究科修了。著書に『本当は結婚したくないのだ症候群』『整形した女は幸せになっているのか』『キャバ嬢の社会学』。ウェブ媒体等にコラム、ニュース記事を多数、執筆。TOKYO MX「モーニングCROSS」、NHK「新世代が解く!ニッポンのジレンマ」(2015年1月放送)などへ出演。
【Twitter】@kaya_hojo
【ブログ】コスプレで女やってますけど
【Facebookページ】北条かや
今すぐ無料会員に登録して、コメントを書き込もう!
お知らせ

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中