「ウギャーッ!」級の「えぐい」ゲーム その怖さを効果的に伝える方法

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   「史上最恐」「全米が恐怖した」・・・

   こうしたキャッチコピーはあまりにも使い古され、視聴者も不感症のようになっているのでは。それでは、どうすれば人びとの「怖いもの見たさ」をさらに刺激できるのだろうか。

   ソニーのゲーム機「PlayStation」対応のホラーゲーム『Until Dawn』の発売にあわせて、ソニーとスペインの広告代理店が共同で制作した、とある動画が現地で話題になっている。

恐怖を「計測」

被験者の体温が上昇していることがわかる
被験者の体温が上昇していることがわかる

   このゲームの売りはなんといっても「恐怖」なのだが、それを売りにしたゲームは世の中にごまんとある。そこでソニーは、Until Dawnがどれほど怖いのかを「可視化」し、視聴者に伝えるため、人間の「恐怖を計測する」装置を開発した。

   いかにも「出そう」な廃墟風のスタジオに設置されたその「装置」は、ホラー映画に登場する電気椅子を想起させるような椅子と、質素な骨組みだけで構成されている。被験者はそこに座らされ、身体にセンサーを付けながら、プレイ中のゲームの映像を見せられる。

   被験者はセンサーのほかにも、顔には酸素マスクのようなものを付けられる。こうして、血圧や心拍数、呼吸数、眼球の動き、瞳孔拡張の状況、サーモグラフィーで体内の発熱状態を可視化し、それらを踏まえた「Fear Index(恐怖度)」を測定した。

   ホラーゲームUntil Dawnは、プレイするユーザーを含む8人の登場人物が人気のない森に取り残され、さまざまなトラップを切り抜けるアクションゲームなのだが、記事には書けないほど描写がなかなかにえぐい。そのたびに被験者は身体をこわばらせる。

   ソニーが巧いのは、これを現地のゲーマーやネット上のインフルエンサーに体験させ、彼らに自分たちが被験している様子の写真をSNSで投稿するのを促したこと。これを皮切りにネットで話題となり、テレビなど多くのメディアで取り上げられることにつながった。

   そうして拡散された写真などが、SNSユーザーの怖いもの見たさの心をくすぐる。テクノロジーを活かしつつも、情緒に直接的に訴えかける企画だ。(岡徳之)

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