2024年 4月 19日 (金)

イクメンあたり前、でも専業主夫はNG 「経済的に不安定な男性とは結婚できない」

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   女性の社会進出が盛んな現代、「家は妻が守るもの」という考えは過去のものとなりつつある。子供がいる共働きの夫婦ならば、夫は「イクメン」たることが求められるケースも多い。

   一方で、「男性が家庭に入る」ことに対しては、まだまだ否定的に見る女性が多いようだ。

「男性が一家の大黒柱」という前提

仕事も育児もしっかりやってね!?
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   日経電子版の女性向けサイト「WOMAN SMART」に、企業の子育て支援や女性労働問題を研究する池田心豪氏による「『無職のイクメン』はアリ? 女子大生『妻が大黒柱はナシ』」というコラムが掲載された(2016年2月7日)。

   大学で講義した際、「あなたに十分な収入がある状況で、大好きだけど無職の彼氏からプロポーズされたら受けるか」と女子学生に質問すると、ほとんどの学生が「ノー」と答えるそう。アルバイトでもNGで、「経済的に不安定な男性とは結婚できない」と言われるという。

   池田氏は「家事・育児だけでなく家計を支える経済的役割もそれぞれの事情で柔軟に分担できたら、それだけ人生の選択の幅は広がる」と持論を述べた上で、

「イクメンはあくまでも一家の大黒柱として働いていることが前提のようだ。反対に女性は仕事で活躍しても家事・育児役割を免れないだろう。それで夫婦ともに仕事と家庭を両立できれば良い。だが、仕事も家庭も苦しくなると保守的な人はこう言うに違いない。『それ見たことか。やっぱり男性は仕事、女性は家庭なのだ』と。なぜ男女逆ではダメなのだろうか」

と、疑問を投げかけている。

「女性にしか出来ないこともあるしなー」

   この記事に対し、ツイッターでは

「今時の若い女性は男女平等を望んでいないのかな?自分の意識を変えずして世の中変わってくれ、は無いと思うんだけど」
「なんで男女平等派の方々は女性に家事を押し付けるなって言うのにこういう状況は無視なの?これこそ正に性差別の意識であり是正すべき状況じゃないの?」
「女性の方がよっぽど『男は家庭より仕事』と考えてるのか」

など、女性側への批判が寄せられた。もちろん、

「2人だけならともかく子供がいたら授乳とか女性にしか出来ないこともあるしなー」
「もし結婚して子供できて、出産前後に妻が働けない期間収入ゼロか、ある程度貯金があるとはいえ、そのあと同じ仕事・職場に復帰できるとは限らないし子供を望んでるなら難しいのでは」

と、女性の考えに理解を示す声も上がっている。

「夫が家庭に入る」イヤな女性が7割近く

   「妻が大黒柱になること」については、結婚式情報検索サイト「ぐるなびウエディング」でも、女性450人を対象に意識調査を実施していた(2013年12月20日結果公表)。

   「妻の収入を主な家計の収入として生活することになった場合、うまくいくと思いますか?」という質問に対し、「うまくいかないと思う」が32.1%で、「うまくいくと思う」の20.0%を上回った。

   また、「夫が家庭に入り、自分が働いて生活したいと思いますか?」という問いには、「なりたくない」「どちらかと言うとなりたくない」合わせて68.9%で、「なりたいと思う」「なってもいいと思う」の20.6%を大きく上回っている。

   「夫が家庭に入る」ことへのネガティブな声としては、

「夫ほどの収入を得られる職につける女性は一部でしかないと思うので、その少ない収入で家族を養うという事はかなり生活が厳しいイメージです」
「出産後の一定期間(8週間)は仕事を休まないといけないので、収入が減ってしまう」
「『働く妻』より『働かない夫』に偏見はあるんじゃないかな」

といった例があげられている。(MM)

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