「カフェで仕事の話」のうかつ このSNS時代に甘すぎる情報管理

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   取引先の社員と社外でランチ、通勤途中に電車の中で同僚にバッタリ――こんなシチュエーションで、仕事について詳しく話をしてしまってはいないだろうか。

   「どうせ他の人が聞いても分からないだろう」と思うなかれ。予想だにしない問題に発展する可能性があるのだ。

「人に聞かれてたら不味いような企業情報」も

その会話、大丈夫?
その会話、大丈夫?

   Q&Aサイト「OKWAVE」に、「仕事の話を公共の場のカフェで行うこと」についての質問が寄せられている(2016年2月27日)。

   投稿者はカフェ巡りが趣味だそうだが、カフェでサラリーマンが仕事の話、しかも「人に聞かれてたら不味いような企業情報」の話を堂々としている場面に遭遇するという。

   「聞き耳たててる私も悪いのですが」としつつ、

「そんな仕事の話を公共の場のカフェで行うことにたいして、疑問を感じますがサラリーマンにとっては普通の事なのでしょうか?」
「本人たちは聞かれても大丈夫だと判断して公共の場で話しているのでしょうか?私のように聞き耳たててる人なんていないと思い込んでるのでしょうか?危機感がないだけですか?」

と、疑問を投げかけている。

実際には大したことないレベルの情報?

   回答者からは、

「その不注意な人は、『おれはこんな情報も知っているんだぞ!』っていう、ちょっと威張りぎみというか、誇らしい気分で話している気がしますね。もちろん、人に聞かれたら不味いような企業情報を話していることを、その企業や取引先に知られると面倒なことになるでしょうね」
「昔は聞き耳たてられるだけで済んだのに、今ではツイッターとかSNSでつぶやかれるわ情報が拡散させられるわ、と危険が増しているのに、迂闊に話をする人がいるもんだなあ、と思いながら、カフェ料金を取り戻せるくらいの情報を仕入れる日もあります」

など「カフェで仕事の話はNG」という意見が寄せられている。一方、

「カフェで話す内容で『まずい企業情報』なんて基本的にありません。質問者様がまずい企業情報だと感じるだけで、実際には大したことないでしょうね。実際にまずい企業情報だったとしても、本人への厳重注意レベルの内容ですよ」

と「別によいのでは」という声も。

顧客離れや取引停止も!?

   NTT西日本の公共・法人向けサイト内「セキュリティーお役立ちコーナー」では、社外で仕事の話をすることへの注意喚起が4コマ漫画で掲載されている。

   新入社員2人組が社外での昼食の際、他社でのプレゼンについて、部長の実名を出すなどしながら会話していると、上司から

「店で騒いでいたらしいな。外でお客さまの話をするんじゃない!隣りに座っていたのがうちの社員だったから良かったものの、誰がどこで聞いているかわからないんだぞ!!」

と怒られてしまう、という内容だ。

   こうした会話をすると「企業の情報管理体制が問われ、信頼を失ってしまう可能性」があり、さらに「会話の内容によっては大きな情報流出事故へと発展し、顧客離れや取引停止など企業に大きな損失をもたらす恐れ」もあるとして、社外での食事中、乗り物での移動中や社内の共有スペースでの会話、また携帯電話で話す内容にも注意する必要があるとアドバイスしている。(MM)

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