2019年 12月 6日 (金)

50代男性は「ゆでガエル世代」 現実遠ざけ、気づけば崖っぷち

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   ゆとり教育で育ったから「ゆとり世代」、最近の若いやつらは無欲だから「さとり世代」などと、いつの時代も若者は「○○世代」と一くくりにされ安く見積もられがちだ。上の世代が「これだからゆとりは...」と眉をひそめながら用いることも多い。

   ところが今、そうやってさんざん若い者の行状をあげつらってきた50代ビジネスパーソンがとんだブーメランを食らっている。「ゆでガエル世代」と、何とも情けない渾名を頂戴し、「会社でじっと耐え忍んでいるうちにとうとう居場所がなくなった」と指さされているのだ。

  • ゆでガエルも、老け込むには早い
    ゆでガエルも、老け込むには早い

危機を経験したくせに

   50代男性を「ゆでガエル世代」と命名し、その崖っぷちの実態を指摘したのは「日経ビジネス」誌2016年8月8・15日号。カエルは熱湯に入れると驚いて飛び出すが、常温の水に入れ徐々に熱すると水温変化に気付かずゆで上がって死んでしまうという、俗に「ベイトソンのゆでガエル」と呼ばれるたとえ話から名付けられた。

   1957~1966年に生まれた彼らは、右肩上がりに成長しつづける日本経済という幻想を生まれながらに刷り込まれ、社会人になるやバブル経済が到来。その崩壊を経てさらにITバブル崩壊、リーマンショックなど様々な危機を経験したくせに、なぜか「このまま安泰に会社員生活を終えられる」と現実から目を背け、その結果、「過酷な現実を突きつけられ、ぼうぜん自失となっている」。

   55歳前後の管理職から強制的にポストを剥奪する「役職定年制度」や、仕事の役割の大きさに応じて報酬を決める「職務等級制度(ジョブグレード制度)」が広く導入されると、定年を間近にラインから外れ、給料が低くなってしまうという厳しい現実の火の粉が、少なからぬ50代ビジネスパーソンに降りかかっていると同誌は断じる。

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