2019年 7月 24日 (水)

初売りのしまむら系で気づいた 人ごとに違う「価値の割り算」

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   あけましておめでとうございます。

   2016年にスタートした「北条かやのマネー考現学」、みなさまのおかげで、無事に15回を数えました。本年も、お金と欲にまつわるアレコレを綴っていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

   さてさて、新年といえば「初売り」。私は久しぶりに洋服を買ったのだが、そこで面白いことに気づいたのである!

  • 欲望の足し算だけでなく「価値の割り算」も大事
    欲望の足し算だけでなく「価値の割り算」も大事

洋服代は1000円でも惜しい

   美容整形にお金をかけるようになって以来、洋服には全く食指が動かなくなっていたが、初売りの熱気には負けた。「別に欲しいものなんてないけど、冷やかしてみるか」と、軽い気持ちで入ったアベイル(しまむらの系列アパレルショップ)。久しぶりに見てみると、まあ安いのなんのって。

   これだけ安いなら、古くなった手持ちの服を買い替えてもいいかな、と見ていると、同行していたヒモ氏が「それ、似合うんじゃない?」と、おだてる、おだてる。「そんなに褒めるなら、試着してみようか」

   店員でもないのに、やたら客を褒めるのが上手なヒモさんのおかげで(?)、トップスを3枚も購入してしまった。合計金額2740円也。なんと、1枚約900円だ。

   私もいちおう妙齢の女だから、着飾ることに関心はある。1着1000円なら、洋服を買ってもいいと思えるのだ。その値段なら、ちゃんと購買意欲がわくのだ。しかしながら、1000円以下で自分の気に入る洋服はそうそうないので、「自分は物欲がない」と思い込んでいたのだろう。不思議な話である。

   美容整形の手術をするときは、10万円くらいまでなら「こんなものだろう」と即決してしまうのに、洋服代は1000円でも惜しい。

北条かや
北条かや(ほうじょう・かや)
1986年、金沢生まれ。京都大学大学院文学研究科修了。近著『インターネットで死ぬということ』ほか、『本当は結婚したくないのだ症候群』『整形した女は幸せになっているのか』『キャバ嬢の社会学』などがある。
【Twitter】@kaya_hojo
【ブログ】コスプレで女やってますけど
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