2024年 4月 24日 (水)

10年以上も何してきたんだろう・・・ わたし、「退職を引き留められなかった」

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   新年度を控え、転勤や転職などで新たな環境に移る人も多いだろう。心機一転の機会だが、Q&Aサイト「発言小町」に、「10年以上働いた職場で、退職を引き留められなかった」という何とも切ない投稿が寄せられた。

   投稿主の女性は10年以上勤めた会社を辞め、転職する。これまでトップの成績を誇り、売り上げでもずいぶん貢献したつもり。仕事に誠心誠意で取り組み、サービス残業にも文句を言わなかった。

  • 心機一転、「前を向いて」いきたいけど・・・
    心機一転、「前を向いて」いきたいけど・・・
  • 心機一転、「前を向いて」いきたいけど・・・

「こんな会社に10年以上耐えてきた自分が悲しい」

   女性は既婚者だが、家庭では夫や子供との時間よりも仕事を優先してきた。それなのに、退職時には誰ひとりとして慰留してくれず、「引き継ぎと有給」の心配をされ、「飲み会に参加しない社交性のないやつだから、いつか辞めるだろうと思っていた」と心ない言葉を浴びせられたという。

「こんな会社に10年以上耐えてきた自分が悲しいです。転職先は決まっていますが、心の持ち方を教えてください」という女性に対して、さまざまな声がかけられた。

「あなたも見切りつけて辞めるんだから。次行こう、次。あなたがまじめに頑張る人なら、いつか必ずご褒美もありますよ」
「そんな会社、辞めてせいせいするじゃないですか。やっぱり、私の判断は間違えてなかった、と思えませんか?」
「10年間も功労してくれて、有給も使わせないなどという違法行為を行う会社は辞めて良かったのです。10年キャリアを積めたのですから、そこは感謝しましょうよ。最後まで引き継ぎもきっちり行って、笑顔でさよなら。いなくなってから振り返った時、大事な戦力だったなと思われるようにしましょ」

といった、「前を向いて」との声が圧倒的に多く寄せられた。

協調性、ちょっと気を遣ってみては?

   その一方で、女性の「引き留められなかった」という言葉に少し引っかかりを覚えた人もいるようで、

「退職する人間に思いを寄せていては残された人はやってられません。穴埋めとか次のことを考えないといけないので。次が決まっている人を引きとめませんよ」
「自己評価は他人の評価よりも高いものです。自分が思ってるほど利益貢献してなかったのでは? 本当にいなければ困る人材なら引き留めます」
「残念ですが、夫も似たようなことを豪語してました。成績はトップ。職場はもちろん自宅でも仕事をしている、優秀だと。だけど妻の私からみると、迷惑行為に見えることもありました。成績トップを傘に着て、繁忙期に長期休みを取る。融通きいてもらえるのが当たり前だと思っている。『こんなにやってるんだから』が口癖。独立にあたり退職する際、どんな引き留めにあうかと思っていたら、あっさりと受理されました」

といった手厳しい意見もあった。

   ただ、女性が教えを乞うた「心の持ち方」に対しては、

「それでも転職先が決まるんだから 優秀な方なのですよ。きっとスペック高くて、煙たがられたんですよ。次が決まっているんです。そこで活躍して、見返してやりなさい」
「たまには飲み会に参加したほうが良かったのかも。次の職場では、仕事だけではなく、協調性もちょっと気を遣ってみてはどうでしょうか」
「耐えるほど仕事しなくていいと思うよ。家庭も大事にね。仕事と家庭のバランスは難しいけど心機一転、新しい会社で頑張りましょ」

など、おおむね温かな声が寄せられた。

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