デキる社員の「メッキが剥がれた」 そう思われないためには?(高城幸司)

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   あなたは仕事ぶりで「メッキが剥がれた」と思える先輩や同僚に遭遇したことはありますか?

   たとえば、海外の留学経験が豊富でグローバルな人材と思われていたのに取引先の海外企業のアテンドで役に立たない存在だった。あるいは、IT業界の人脈が豊富と思われていたが、会合で1回会ったことあるだけの関係で、仕事でアポイントを頼んだら誰にもつながらなかった・・・。

  • メッキが剥がれないうちに補強しないと…
    メッキが剥がれないうちに補強しないと…

鳴り物入りで転職してきたF氏の本性

   そんな期待外れで、本性をみてしまったような状況。当方も前職の頃に、「メッキが剥がれた」...... と感じる人物に遭遇したことがあります。それは鳴り物入りで転職してきた営業職の先輩Fさんでした。

   ある業界に精通しており「Fさんに訊けば何でも知っている」くらいの存在として、高い期待されて入社してきました。たしかに会議などでの発言から「業界に精通しているようだ」と思える場面はたくさんあったのですが、新聞報道で誰も知っている企業合併などを「知らない」と発言。

   あるいは、

「▲▲製薬のS社長ならいつでも会える」

と豪語した人物が、すでに退任していたのです。

   こうした発言が繰り返され、Fさんが入社しても仕事上の新しい成果が何も生まれないまま時間だけが過ぎていきました。すると、1年後には地方に異動。そして、数年後にひっそりと退職。社内では期待外れの人物であったと、退職の情報が流れたときに話す同僚がいたことを覚えています。

   さて、同じように先輩や同僚の期待外れな仕事ぶりに遭遇したことはありますか? 遭遇したなら、

「あの人の仕事ぶりは話題先行で、大したことないよね」

とガッカリしてしまうでしょう。

   ただ、期待外れな仕事ぶりをみせてしまい、おそらく当人も肩を落としているかもしれません。こうした人物で何もできない、すべてが嘘に塗り固められた詐欺師のようなケースも無いわけではありませんが、大抵の場合は過去の仕事ぶりが「盛られている」状態。おそらく、時間を巻き戻して、以前なら高い評価=レッテルを得られるレベルであった。あるいは備えていた高い知識や能力が徐々にレベルダウンして、現在では高い評価を得るものではなくなってしまった人が大半です。

高城幸司(たかぎ・こうじ)
1964年生まれ。リクルートに入社し、通信・ネット関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞。その後、日本初の独立起業専門誌「アントレ」を創刊、編集長を務める。2005年に「マネジメント強化を支援する企業」セレブレインの代表取締役社長に就任。近著に『ダメ部下を再生させる上司の技術』(マガジンハウス)、『稼げる人、稼げない人』(PHP新書)。「高城幸司の社長ブログ」
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