2021年 1月 28日 (木)

現代社会の病巣 若い人ほど、孤独死を「選ぶ」現実

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若者の孤独死に、凄惨な遺体が多いワケ

   ナゼこのようなことが起こるのか――。それは死因をみると明らかになる。

   男性の61.2%、女性の49.5%と、男女とも病死が最も多いが、次いで多いのは自殺のケースだ。男性11.6%、女性19.9%となっている。

   とくに20歳代、30歳代では、男性が20歳代で72.4%、30歳代で48.3%、女性が20歳代で78.9%、30歳代で64.7%と圧倒的多数を占める。若い層の孤独死のほとんどが自殺によるものというわけだ。

   また、孤独死がどのように発見されるのかをみると、親族・友人(近親者)による発見は、男性の場合が42.0%、女性は52.3%だった。一方、警察や福祉関係者、アパートの管理人などの他者が発見するケースは、男性で45.8%、女性で39.9%となっている。近親者による発見は、女性が男性よりも10ポイント以上も高い。

   孤独死が発見されるまでの期間は、平均42日(男性43日、女性37日)で、男性の45.6%、女性の46.6%と、およそ半数が2週間以内に発見されている。しかし、なかには90日以上もかかって発見されているケースもあり、男性の12.3%、女性の12.4%がこれに当たる。

   近親者が発見するケースは30歳代までに多く、50歳代以降は他者が発見するケースが多くなっている点から考えると、やはり長い期間気が付かれないのは、社会的接点が少なくなっている高齢者に多いようだ。

   ある警察関係者は、「高齢者の孤独死は発見が遅いケースが多いことから、異臭やハエなどで他者が気づくケースが多い。半面、若い層の孤独死は早く見つかるケースも多いが、自殺が多いため、ご遺体は凄惨なものも多い」という。

   「孤独死」は、現代社会が抱えた病巣のようなものなのだ。(鷲尾香一)

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