2020年 8月 5日 (水)

ビジネスの「宝の山」がココに! 京都大学がタダ同然で「ガレージセール」開催

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   大学には、いったいどれだけの「知」の山が眠っているのか――。多くの教員がさまざまな研究を行なっているが、所属が変わったが後任がいない、以前やっていたが諸般の事情で続けられなくなったなど、死蔵状態の研究が数多くある。

   京都大学がそういった、このまま消えていくには惜しすぎる研究を集めて、タダ同然で譲る「研究テーマのガレージセール」という画期的な催しを開く。アイデアとデータを他の研究者や企業に提供、活かしてもらうのが目的。企業にとっては思わぬ「ビジネスのお宝」を発掘できるかもしれない。

  • ビジネスの「宝の山」がここに!(画像は、京都大学)
    ビジネスの「宝の山」がここに!(画像は、京都大学)
  • 「研究テーマのガレージセール」の仕組み(京都大学際融合教育推進センターのホームページより)
    「研究テーマのガレージセール」の仕組み(京都大学際融合教育推進センターのホームページより)
  • ビジネスの「宝の山」がここに!(画像は、京都大学)
  • 「研究テーマのガレージセール」の仕組み(京都大学際融合教育推進センターのホームページより)

アイデアやデータの使用条件 唯一、研究者の名誉を守ること

   「研究テーマのガレージセール」は、2018年2月19~23日の10時~18時、京都大学吉田キャンパスの国際科学イノベーション棟1階ラウンジで開かれる。他人に渡すのは惜しいが、このまま消えるのはもっと惜しいという研究を持つ京都大学の教職員(出品者)が、研究テーマのアイデアやこれまでのデータ、知見や参考書籍などを会場に展示する。

   それを受け取り手の他大学の研究者や企業関係者が自由に見て、譲り受けるかどうか判断する。

   「ガレージセール」を企画したのは、京都大学際融合教育推進センターの宮野公樹准教授ら。J‐CAST会社ウォッチ編集部の取材に応じた宮野さんは、「大学で定期的に行っている異分野交流会で出会った研究者たちとの雑談で、このアイデアが出ました。退官する教員に自分の研究を引き継ぐ人がいないという悩みが多いと聞き、それなら引き継ぎ者を公募したらよいと思ったのです」と語った。

   出品者と受け取り手とが、最初から交渉するのではなく、事務局が仲介。会場内にはパソコンが置かれ、受け取り手は専用サイトに必要事項を入力のうえ、興味を持った研究テーマを申し込む。その後、事務局が出品者に受け取り手の情報を伝え、受諾されれば双方にメールアドレスを伝える。あとは双方で交渉する仕組みだ。

   受け取り手は、「アイデアやデータは自由に使っていいが、著作者人格権だけは出品者は放棄しない」という条件に承諾する必要がある。

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