2020年 2月 20日 (木)

デキ婚、増えてる? 減ってる? 統計調査でも答えが出ない意外な理由

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   「友人の○○さん、デキちゃった婚だって」「あら、私もよ」。最近はデキ婚が増えているせいか、芸能人の結婚のニュースでも最後に「なお、△△さんは妊娠しておりません」とわざわざ伝えるケースが目立つ。

   一方、全国の結婚式場ではデキ婚を「授かり婚」「おめでた婚」「マタニティー婚」などと華やかなイメージで呼び、割引プランまで用意する盛況ぶりだ。

   そんななか、ニッセイ基礎研究所の研究者が「デキ婚」の実態を人口データから明らかにする報告を発表。それによると、意外にも毎年減り続けているという。いったい、なぜだろうか――。

  • オメデタと結婚の「幸せ」がダブル?(写真はイメージ)
    オメデタと結婚の「幸せ」がダブル?(写真はイメージ)

厚労省の統計では減っているけど......

   このレポートは、ニッセイ基礎研究所・生活研究部の井上智紀・主任研究員がまとめた「授かり婚は増えている? 減っている?―データで見える新婚家庭の子作り事情」 だ。

   使ったデータは、厚生労働省「人口動態統計」。この統計は2006年から、結婚期間1年未満に生まれた赤ちゃん(第1子)について、生まれるまでの経過月数が載るようになった。

   ヒトの赤ちゃんは「10月10日」で生まれるとされる。そこで井上さんは、結婚から第1子出生までの期間が「10か月未満」の場合を「デキ婚」とみなして全体に占める割合を調べた。

   その結果、デキ婚の割合は2006年の30.8%から毎年少しずつ下がり、2014年には6ポイント減って24.7%になった=図表1参照。カップル全体で4組に1組の割合だ。

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   そして、デキ婚の母親の年齢を見ると、やはり20代前半以下(10代~24歳)が圧倒的に多い=図表2参照。2014年の時点で、10代の母親の85.7%、20代前半(20~24歳)の64.8%がデキ婚。20代後半(25~29歳)も25.1%と、じつに4人に1人がデキ婚だった。

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   2006年時点と比べると、10代は高い水準で横バイだが、20代は約4ポイント下がっており、「この世代で婚前の妊娠を避けるようになったことが、デキ婚減少の理由ではないか」と、井上さんは推測する。

   それにしても、どうしてデキ婚が減ったのだろうか。「増えている」という世間のイメージとは逆ではないか――。J-CASTニュース会社ウォッチ編集部の取材に、井上さんはこう説明した。

「近年の、避妊教育の充実が影響していると考えられます。想定外の妊娠と関係があると思われる人工妊娠中絶の件数も、人口対比では減少しています。特に20代前半で減少幅が著しく、2005年の20.1%から2015年の13.5%と、約7ポイントも下がっています。15~49歳全体でも、10.3%から6.8%と、約4ポイント下がっていますから、教育効果があるのではないでしょうか」
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