2018年 11月 17日 (土)

副業禁止の企業、83%が「魅力がない」 正社員1000人に聞いた!

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   インターネットリサーチのマクロミル(東京都港区)が、正社員1000人に副業に対する意識調査を実施したところ、8割を超す社員が「副業を禁止する企業は魅力がない」と答えたことがわかった。2018年10月9日の発表。

   政府は、「働き方改革実行計画」(2017年3月28日 働き方改革実現会議の決定)を踏まえ、副業・兼業の普及促進を図っており、18年1月には副業・兼業について、「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を作成している。調査によると、「副業が認められている」会社は2割弱で、従業員数が50人未満の会社の半数弱が「副業規則がない」こともわかった。

「副業を認めている」企業は2割に満たない

   調査によると、副業を認めている会社のうち、「申請し、許可が下りれば」認められると答えた人は10%、「届け出さえ出せば」認められると答えた人は6%で、合わせて2割に満たなかった=別図参照

副業を認めている企業はまだ少ない
副業を認めている企業はまだ少ない

   従業員の規模別にみると、大企業は副業を認めない割合が高い傾向にあった。なかでも、「2000~5000人未満」の企業に勤める正社員の65%が「(勤め先は)認めていない」と答え、最も多かった。

   また、従業員数が少ない企業では、そもそも「副業規則がない」というケースが多いようで、「50人未満」の企業に勤める正社員のうち47%がそれに該当していた。

   そうしたなか、副業の経験について聞いたところ、正社員の副業経験率は34%だった。副業をしていない人に、今後の副業希望を聞くと、「副業をしたい」と答えた人は44%、「副業はしたくない」は30%、「わからない」は26%だった。副業禁止の企業が多いなか、じつは「副業をしたい」という人が少なくないことがわかった。

   また、副業をしたい人は「収入」を目的とする人が多く、「生活費の足し」と答えた人が63%で最多。「本業の給与が安い」(56%)や「お小遣い稼ぎ」(54%、いずれも複数回答可)と、直接的な収入を理由としている。

   一方で、「スキルアップ」や「キャリアの幅を拡大」、「人脈を拡大」、「独立のため」といった理由をあげた人は少なく、いずれも2割未満だった。

41%が「副業禁止の企業には就職・転職したくない」

   さらに、副業を禁止する企業の「魅力度」について聞くと、正社員の60%が「あまり魅力がない」、23%が「まったく魅力がない」と回答。じつに83%が、副業を認めない企業には「魅力がない」と回答した。

   副業禁止が人事採用に及ぼす影響についても確認。「副業を始めたい」と思っている人にしぼってみると、41%が「副業禁止の企業には就職・転職したくない」と回答した。「副業はしない、(するかどうか)わからない」という人でも、1割前後がそうした企業には就職したくないと回答していた。

   働く人の副業に対する意識やニーズの高さがうかがえる。

   なお調査は、全国20~59歳の民間企業で正社員として働く人(マクロミルのモニター会員)が対象。事前調査で、性別×年代別で分けた。サンプル数は合計1000。2018年9月5日~6日に実施した。

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