2024年 4月 23日 (火)

【投資の着眼点】大化けする可能性が高い小型株 問題は「いつ買うか」だ!

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   堅実で倒産リスクが小さく株主配当も見据えながら投資する、日本を代表する大企業の株式は、業績が景気に左右されやすく、それによって株価が決まるという、一つの側面がある。

   それに対して、経営の不安定さは否めないものの、大企業の株式よりも、はるかに値上がりする可能性がある、つまり将来大化けして株価が何倍にもなる可能性があるのが小型株だ。

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猿が選んだ銘柄でも好成績が上がる?

   野村證券のホームページによると、株式の時価総額が小さい小型株は、大型株よりも収益率が相対的に高くなりやすい傾向にある。

   理論的に説明できない相場のアノマリー(経験則)の一種であり、小型株は市場での注目度が低いため割安に放置されやすく、今後の利益成長が期待できる株式として収益が得られやすいとされている。

   さて、「マルキールの猿」という逸話がある。猿が新聞欄にめがけてダーツを投げ、当たった銘柄で株式ポートフォリオを組んでも、それは主要な株価指数(日経平均株価など)やその株価指数に組み込まれている銘柄で運用する機関投資家と、同等以上の成績を上げることができるというのがそれだ。

   適当に選んだ銘柄で、機関投資家を超える成績を上げられるとはにわかに信じがたい話だが、その真偽はさておくとしても、この話には大事なポイントがある。

   それは、適当にダーツを投げて当たった銘柄を選ぶということは、トヨタのような大型株も、上場間もない新興企業の株式も、選ばれるチャンスは同じということだ。新興企業株のパフォーマンスは大型株を上回る可能性が高い。つまり、小型株が秘めている効果を示唆しているのだ。

   名もない中小企業は、大企業と比べてアナリストによる調査が十分になされず、優良株でも割安なことが多い。投資家がすべきことは、その株式が本格的に上昇してしまう前に、その「お宝株」を見つけることだ。

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