2019年 12月 9日 (月)

ダイソンよ、お前もか! EU離脱で大混乱の英国から目が離せない(井津川倫子)

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   いま、英国が大変なことになっています。欧州連合(EU)からの離脱をめぐり、英議会が紛糾。離脱条件を定めた協定案が反対多数で否決されて、このままでは2019年3月29日に合意がないまま離脱するか、時期を延期するかのどちらかになりそうです。

   先が見えない状況に、経済界の不満も爆発。次々と英国からの撤退を発表するなど、混乱は深まるばかりです。いったい英国はどうなってしまうのでしょうか?

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「合意なき離脱」を英語で?

   英国のメイ首相がEUとまとめた協定案を、英国議会が反対多数で否決。英国のEU離脱をめぐる混乱に拍車がかかると、世界中に激震が走りました。

   Theresa May's EU withdrawal deal has been rejected by MPs by an overwhelming majority.
(テレサ・メイ首相のEU離脱協定案が、圧倒的多数で否決された)

withdrawal deal:離脱協定、離脱契約
be rejected by~:~によって否決される
by an overwhelming majority:圧倒的多数で
MP(Member of Parliament):下院議員(英国)

   残された選択肢は、3月末にEUと合意がないまま離脱するか、離脱を延期するかのどちらかだと報じられていますが、いずれにしても社会が混乱する事態は避けられそうにありません。

   それにしても、なぜ、英国はEUを離脱することを選んだのでしょうか? 今、世界中が注目している「ブレクジット」の基本の基本を、英語で振り返ってみましょう。

(1)「ブレクジット」って何?
Brexit is short for "British exit"
(ブレクジットは、「英国が出て行くこと」の略だ)
short for~:~の略
exit:出口、退場、出て行くこと

   「ブレクジット」のスペルは「Brexit」で、「British」「exit」の省略。英国がEUを出て行く、という意味で使われている俗語です。

(2)「合意なき離脱」を英語で?
ニュースでよく目にする「合意なき離脱」は、「no-deal Brexit」と表現されることが多いです。「deal」(契約、取引)がない、つまり「合意がない」という意味で、離脱に関わる条件でEUと折り合いがつかないまま離脱することを表しています。

   メイ首相の有名なことば「no deal is better than a bad deal(間違った合意をするよりは何も合意しないほうがまし)」に英国の強硬姿勢が現れていますが、今となってはこの強硬姿勢が凶と出るか吉と出るか、誰にも分からないといった状況でしょうか?

(3)「国民投票」を英語で?
そもそもの発端は、2016年6月に行われた「referendum」(国民投票)で、EU離脱を支持する人々の数が反対派を上回ったからです。その後の混乱を見る限り、「referendum」が正しい選択だったのかどうか疑問が残ります。

   今回は、英国人特有のおおらかさ(いいかげんさ)が裏目に出てしまった感があります。

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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