2019年 4月 19日 (金)

【投資の着眼点】永遠に上がり続ける相場はない バブル崩壊はいつ、どこにでも存在する

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   投資において、「上昇し続ける相場などというものは存在しない」と言われている。つまり、いつかは市場に調整の時期がやってくるということを意味している。

   その調整幅がとても大きくなるとき、それを「バブル崩壊」と呼ぶことがある。

  • バブル崩壊で痛い目に遭い……
    バブル崩壊で痛い目に遭い……

「バブル崩壊」に、いいイメージはない!

   2017年1月1日に966ドルで取引されていたビットコイン(BTC)は、その年12月に史上最高値となる1万9891ドルを付けた。わずか1年で20倍以上の値上がりだ。

   その後、BTCは急落。2018年2月には6000ドルまで下落した。なんと、約2か月間で70%近い急落を記録したのである。これが、近年のバブル崩壊の一例だ。

   ちなみにBTCの価格は現在(2019年3月26日)、3000ドル台で推移している。

   古典物理学の祖で、当時の英国で造幣局長を務めていたニュートンは、「天体の動きは計算できるが、群衆の狂気は計算できない」と述べていた。彼の生きていた時代から、株式バブルは存在していたのである。当時は「南海バブル」が進行中で、ニュートンは常識を遥かに超えた株価をおかしいと感じていたようだ。

   一般的に、バブル崩壊は決してよいイメージを持たれていない。少なくとも、ニュース番組や新聞記事が、バブル崩壊をありがたいことのように報道することはないだろう。

   なかでも、株式市場の長期間にわたる下落の場合は、とりわけ悲観的に報道される。日経平均株価などの代表的な株価指数は、景気の「先行指標」と呼ばれるだけあって、株価の下落は将来の景気に対する見通しが下方修正される一因にもなる。

   株式市場で急落が起こるときは、多くの株式投資家が損するし、株式市場のバブル崩壊は日本経済全体にとって悪いニュースとなる。

   しかし、右肩上がりが続く相場など存在しないのだから、定期的に起こるバブル崩壊は、「仕方のないもの」ともいえる。世の中の景気が、よくなるときがあれば、悪くなるときもあるように、株価も上昇する時期があれば下落する時期もある。

景気が悪化するとき、どのような行動をとるべきか

   そうだとすれば、景気が悪くなるようなとき、株式の投資家としてはどのような行動をとるべきだろうか――。一つは、株式を「空売り」すること。株式の空売りとは、売りたい株式の銘柄を持ち合わせていなくても、証券会社からその株式を借りてきて売る行為をいう。たとえば、ある会社の株価が2万円のときに空売りして、1万8000円まで下がったときに買い戻せば、差し引き2000円の利益となるわけだ。

   では、どのような種類の株を売ればいいのだろう。成長株投資の良書である「オニールの成長株発掘法」(パンローリング刊)によれば、米国の過去50年以上にわたる主導株の値動きの調査から、「成長株」は最高値に到達した後、平均で72%下落することが判明している。「成長株」とは、ある時期に市場平均を大きく上回るような上昇をする株のことだ。

   逆説的に聞こえるかもしれないが、「成長株」は株価が本格的に上昇してしまう前に買っておきたい「お宝銘柄」であると同時に、株価が天井を付けた後は、絶好の空売り対象になる可能性が高いといえる。「天井」を見極めるためのテクニカル分析に、「三空踏み上げ」と呼ばれる、酒田五法のローソク足チャートパターンなどがあげられる。

    ただ、よく言われることだが、空売りは極めてタイミングが難しい。実際に空売りするには、テクニカル分析や出来高分析といった、タイミングを計るための分析を根拠としなければならない。

   判断を誤ったときのために、損切りを徹底することも大事。また売買金額が十分に高い銘柄でなければ、空売りしていた株式を買い戻したい時に買い戻せない危険性があることを意味する「流動性リスク」も深刻になるだろう。(ブラックスワン)

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