2019年 8月 22日 (木)

えっ、消費増税はないの!? 安倍「観測気球」に海外から「援軍」あり(志摩力男)

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   安倍晋三首相の側近、萩生田光一幹事長代行が消費増税見送り、衆院解散で信を問う可能性に言及し、話題となっています。

   発言は各方面から反発を呼び、麻生太郎財務大臣や自民党の二階俊博幹事長は不快感を表明。公明党の山口那津男代表は「論外」。経済界も反発しています。

  • あるのか、ないのか、消費増税(写真は、安倍首相2017年9月撮影)
    あるのか、ないのか、消費増税(写真は、安倍首相2017年9月撮影)

安倍首相には「怪文書レポート」の「前科」がある

   萩生田幹事長代行の発言は、何もないところに急に出てきたわけではないでしょう。いわゆる「観測気球」であり、おそらくは安倍首相の「意向」があるはずで、だからこそ政界も揺れました。

   ただ、安倍首相は常々「リーマンショック級のことがなければ消費増税を実施する」と発言しているので、相当のことがないと消費増税を撤回できないはずです。

   しかし安倍首相も、2016年の伊勢志摩サミットで「リーマンショックが迫っている」という怪文書のようなレポートを各国指導者に出して、それを理由に消費増税を延期した「前科」があります。

   今回もG20大阪サミットが迫っていますが、その際に同様な「怪文書」を出すのではないかとの観測もあります。

   アベノミクスで国内景気は多少持ち直しましたが、多くの国民は景気回復を実感できないのは事実です。

   景気の実態は強くありません。消費増税があれば、やはり景気は落ち込むでしょうし、増税撤回となれば「歓迎」されるでしょう。増税撤回で、衆参同時選挙というシナリオは十分ありえます。

志摩力男(しま・りきお)
トレーダー
慶応大学経済学部卒。ゴールドマン・サックス、ドイツ証券など大手金融機関でプロップトレーダー、その後香港でマクロヘッジファンドマネジャー。独立後も、世界各地の有力トレーダーと交流し、現役トレーダーとして活躍中。
最近はトレーディング以外にも、メルマガやセミナー、講演会などで個人投資家をサポートする活動を開始。週刊東洋経済やマネーポストなど、ビジネス・マネー関連メディアにも寄稿する。
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