2019年 10月 14日 (月)

【新連載】Suicaに仮想通貨をチャージ! 使ってメリットを感じられるのはこんな人(ひろぴー)

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   こんにちは。ひろぴーです。今週から、仮想通貨にまつわるニュースを、みなさんといっしょに紐解いていこうと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

   仮想通貨取引所であるDeCurret(ディーカレット)が、仮想通貨をSuica(スイカ)にチャージできるサービスを検討していると、2019年3月28日に発表しました。このサービスが実現すれば、仮想通貨でスイカを利用したサービスを提供する初めてのケースとなります。俄然、注目されます。

   そこで、これから仮想通貨取引を始めようか、どうしようかと悩んでいる人に向けて、このサービスがどのような人にメリットをもたらすのか、考えてみました。

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ディーカレットの出資企業がスゴイ!

   結論を言うと、仮想通貨がスイカにチャージできるようになって、メリットが見込めるのは、こんな人です。

   仮想通貨未経験者のうち、(1)仮想通貨を始めたいけど、価格の下落が心配で躊躇している人(2)クレジットカードを使い、ついつい何回もチャージしてしまう人――。こういった人に具体的なメリットがあり、これを機に仮想通貨取引を始めるキッカケになるかもしれません。

   そもそも、ディーカレットがスイカをチャージできるようにする背景には、同社の生い立ちがあります。ディーカレットは、「現金を使わない生活を、ふつうに」というビジョンを掲げて仮想通貨の取引や決済を行う企業として、2018年1月に設立されました。資本金は52.3億円と仮想通貨交換業者のなかで最大を誇ります。

   出資企業にはIIJやJR東日本をはじめ、電通、ビックカメラ、ヤマトホールディングス 、伊藤忠テクノソリューションズなど19社の大企業が名を連ねています。

   スイカはJRが発行する交通系ICカード。スイカにはSF(stored fare system)と呼ばれる電子マネーがチャージでき、電車の運賃の支払いのほかに、コンビニエンスストアやスーパー、家電量販店や衣料品店などの全国38万店舗での支払いに利用できます。また、モバイルSuicaを利用すれば、スマートフォンに入れて持ち運びができ、さらにクレジットカードからチャージができるようになります。

   ちなみに、今回の仮想通貨をスイカにチャージできるサービスは、仮想通貨をSFに交換し、スマートフォン上のモバイルスイカにチャージする仕組みであると、推測できます。出資企業に、JR東日本がデンと構えていたところは小さくありません。

スイカへのチャージが仮想通貨を始めるキッカケになるワケ

   仮想通貨取引の未経験者でスイカを使っている人のうち、このサービスのリリースを機に仮想通貨を始めたほうがよい理由を、前出の2つのケースで解説します。

(1)仮想通貨に興味があるが、価格下落やハッキングが心配で躊躇している人

   まず前提として、取引所にお金を預けたからといって無理して仮想通貨を買う必要はありません。とりあえず、預けておき価格が上がりそうな時や送金したい時に仮想通貨を買えば良いからです。もし預けたままの状態が続くようであれば、スイカにチャージして使ってしまえば無駄になりません。

   また、ハッキングやトラブルなどにより仮想通貨や預金が返還されないリスクは、現状ほぼないと言ってよいでしょう。

   金融庁による仮想通貨交換業者への登録審査基準が、これまでの不祥事を受け消費者保護に関してもより厳しくなったためです。

   仮に現行の仕組みのまま、取引所にある仮想通貨の資金をスイカにチャージする場合は、次の手順を踏む必要があります。

  1. 取引所にある仮想通貨を円と交換する
  2. 円を取引所から銀行へ出金する
  3. 銀行やコンビニで現金を引き出す
  4. 駅やコンビニのATMでチャージする

   しかもこの場合、仮想通貨を円に換えた際の取引手数料に加えて、2回分の出金手数料(振替手数料と引き出し手数料)が発生してしまいます。たとえば、bitbankと三井住友銀行を利用したとします。

   円に転換した仮想通貨の0.15%程度にあたる取引手数料(取引方法により異なります)のほか、仮想通貨取引所から銀行口座に振り替える際にかかる手数料が540円(bitbankの規定によります)。さらに、ATMから現金を引き出す際にかかる引き出し手数料が108円(休日や時間帯によって異なります)。合計で648円程度にもなるのです。

   しかし、ディーカレットのサービスであれば、このような面倒な手順を一つも踏まずに、ディーカレットにある仮想通貨を直接スイカにチャージができるようになります。

   また、これは未経験者に限らず、取引所に仮想通貨を放置したままの人にとっても大きなメリットとなることでしょう。

   なお、ディーカレットを利用して、仮想通貨をスイカにチャージする場合の手数料は、現在はまだ発表されていません。

仮想通貨チャージでクレカの使い過ぎが防げる

(2)クレジットカードを使い、ついつい何回もチャージしてしまう人

   クレジットカードを使ったスイカのチャージは便利です。しかし、ついつい使い過ぎてしまっている人もいるのではないでしょうか。

   そのような人は取引所に決まった金額を預け、このサービスで取引所からチャージするような管理方法にすれば、残高以上はチャージできないため、使い過ぎてしまうこともなくなります。

   仮想通貨がスイカにチャージできるようになれば、新たなメリットが生まれます。これを読んで少しでもいいなと思った人は、これを機に仮想通貨取引を始めてみるのもよいでしょう。ディーカレットの口座に入金して、あまり利用しないようであればスイカにチャージして交通費や雑費の支払いに充てれば大丈夫です。ふつうにスイカを使えるので、便利さは変わりません。

   2017年にビックカメラの一部店舗で、ビットコインの決済に対応した時は社会的に大きなニュースとなりテレビや新聞、多くのメディアなどで取り上げられました。

   今回も同様に、多くの人が使う「suica×仮想通貨」というテーマが発生したことで、巨大なムーブメントが起きるのではないでしょうか。

ひろぴー
FX・仮想通貨トレーダー兼コラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、「FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。 現在はラジオ日経で投資番組のパーソナリティを務める傍ら、「ザイ!FX」や「みんなの仮想通貨」などのポータルサイト大手での執筆活動にも精力的に取り組んでいる。2015年からは仮想通貨の可能性に注目。仮想通貨への投資を開始した。香港系プライベートファンドにも運用している。
仮想通貨Webサイト:Bitcoin-FXも運営しており、仮想通貨情報発信も行っている。
・仮想通貨ブログ ビットコインFX:https://bitcoin-fx.jp/
・初心者もできる、ビットコイン・イーサリアム投資情報サイト:https://btc-eth.jp/
・Twitter:ひろぴーFX@仮想通貨
児山 将(こやま・しょう)
2009年の大学4年時にFXをはじめ、一度は飲食店の店長として働くも相場に関りたく金融メディア大手に就職。記事執筆とサイトのディレクションを行う。FX以外にも、株、指数、オプション、商品、仮想通貨など多岐に渡る商品を取引。現在はフリーランスとしてサイト制作やコンテンツ制作を行いながら個人投資家として活動する。
・Twitter:児山 将
・初心者でもできる、ビットコイン・イーサリアム投資情報サイト https://btc-eth.jp/
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