2019年 10月 23日 (水)

【尾藤克之のオススメ】インフルエンサーを自認する人、「炎上」を気にする人にろくな人はいない(気になるビジネス本)

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   セミナーで、「炎上は怖くないですか?」と聞かれることがあります。

   今回は、新刊「3行で人を動かす文章術」(尾藤克之著 WAVE出版)の中から、「炎上」に関連するエピソードをご紹介します。

「3行で人を動かす文章術 ~世界一シンプルな方法で結果を出す」(尾藤克之著)WAVE出版
  • 「炎上」は怖くない!?
    「炎上」は怖くない!?

この二人のケースをご存知ですか?

   ここでは、最近の有名な炎上として、二人の事例を紹介します。一人目は豊田真由子元議員。「このハゲぇ~~!」が流行語大賞の候補にもなりましたので、説明するまでもないと思います。では、話題になる前から、豊田元議員を知っていた人はどの程度いるでしょうか?

   東大卒、ハーバード大院修了、金融庁課長補佐、在ジュネーブ一等書記官、厚労省課長補佐などを歴任したエリートとして、早くから政界入りが期待されていました。

   政界転身後も、厚労副部会長、内閣府政務官、文科政務官、復興大臣政務官の要職に就きます。「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日)などにも出演しており、それなりのメディア露出はありましたが、ご存じでしたか?

   二人目は杉田水脈議員。雑誌「新潮45」2018年8月号に「LGBTのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子どもをつくらない、つまり生産性がないのです」などと寄稿して物議を醸しました。

   しかし、杉田議員のLGBTに対する発言は、「新潮45」が初めてではありません。

   2015年に、公式ブログで「生産性のあるものとないものを同列に扱うには無理があります。これも差別ではなく区別」と発言して物議を醸しています。ご存じでしたか?

   さらに、「障がい者や病人以外は支援策は不要です」と発言し、最後に

「この問題を含め、うまくいかないことがあれば国や行政になんとかしてもらおうとする。そういう事例が噴出してきています」
「自分の問題は自分で解決できる自立した人間を作るための努力を怠ってきた、戦後日本の弊害かもしれません」

   と締めくくっています。ご存じでしたか?

炎上など気にする必要はない

   「炎上」とは、インターネット上などの失言に対し、非難や中傷の投稿が多数届いて、非難が集中することです。ここで紹介した豊田元議員、杉田議員のケースは一般的にいう「炎上」に当たると思いますが、炎上前から二人を知っていたという人はどの程度いるでしょう。

   これが、ネットの特徴です。ネットなんてそんなレベルだと思えばいいのです。ネットに投稿したり、ネットで記事が目立つと、「インフルエンサー」などと言う方がいますが、これは大きな勘違いです。炎上などは一般の方であれば、無縁の世界です。

   私の書いた記事で、数百万PVを稼ぐような記事がいくつもありますが、これは瞬間的に数百万人に「リーチしただけ」であり、認知されたわけではありません。つまり、これまで、私の記事が炎上したことはありませんと言い切ることができます。

   ネットを見ている人のほとんどが、一瞬、目にした記事を誰が書いたかに興味もなければ、別に知りたくもないということです。たとえ読まれたとしても、大半の人が翌日には忘れています。

   だから、文章を書く前に、炎上を気にしたり過剰な期待をしたりするのは無意味だと考えてください。(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所研究員。
代議士秘書、大手コンサルティングファームで、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事。IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/故・橋本龍太郎元首相夫人)を運営。NHK、民放各社のテレビ出演、協力、経済誌などの掲載多数。著書は多く、近著に「波風を立てない仕事のルール」(きずな出版)がある。
経営学修士、経済学修士。東京都出身。
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