2024年 4月 24日 (水)

これは無視できないぞ! 仮想通貨のようで仮想通貨でない?「ステーブルコイン」(ひろぴー)

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

「テザー」の時価総額は4000億円超!

   代表的なステーブルコインに、米ドルを担保とする「テザー(USDT)」があります。このテザーの時価総額は4000億円以上もあり、仮想通貨の時価総額においてリップル(XRP)に次ぐ第4位に位置しています。

   テザーは仮想通貨の下落時には、避難通貨の役割を担っています。そのため、BTC/USDTなどのテザー建ての通貨ペアの取引が人気であり、売買代金はビットコインを抜いて仮想通貨でトップとなっています。

   そんなテザーの人気を受けて、ステーブルコインは続々と誕生しています。特に米ドルを担保としたモノが多く、米国規制当局の承認を受けている「ジェミニドル(Gemini Dollar)」や「パクソス(Paxos)」などもあります。

   またロシアでは、中央銀行がステーブルコインについてテストしており、大手仮想通貨取引所のバイナンスは英ポンドを裏付けとする「バイナンスGBP」を提供 しています。

   日本円を担保としたステーブルコインも発行の準備がされており、GMOインターネットは昨年12月23日に、「GYEN(GMO Japanese YEN)」を2020年上半期に提供開始予定であると発表しています。

   おそらく2年前はテザーだけだったと思われるステーブルコインですが、続々と誕生しており、2020年1月時点で仮想通貨の時価総額50位以内に4つのステーブルコインが入るほど成長しています(参照元:CMC)。

   キャッシュレスが進む現代において、法定通貨のデジタル化も十分に考えられ、そこにステーブルコインが関わってくる可能性は十分にあるでしょう。外貨預金の口座を持たなくても外貨を持っていたり、簡単に両替ができたりするなどの可能性を秘めたています。

   私たちの今後の生活を大きく変える可能性もあり、仮想通貨投資に興味がない人でも、ステーブルコインを使う未来がやって来るかもしれません。(ひろぴー)

ひろぴー
FX・仮想通貨トレーダー兼コラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、「FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。現在はラジオ日経で投資番組のパーソナリティを務める傍ら、「ザイ!FX」や「みんなの仮想通貨」などのポータルサイト大手での執筆活動にも精力的に取り組んでいる。2015年からは仮想通貨の可能性に注目。仮想通貨への投資を開始した。香港系プライベートファンドにも運用している。
仮想通貨Webサイト:Bitcoin-FXも運営しており、仮想通貨情報発信も行っている。
・仮想通貨ブログ ビットコインFX:https://bitcoin-fx.jp/
・初心者もできる、ビットコイン・イーサリアム投資情報サイト:https://btc-eth.jp/
・Twitter:ひろぴーFX@仮想通貨@hiropi_fx
児山 将(こやま・しょう)
2009年の大学4年時にFXをはじめ、一度は飲食店の店長として働くも相場に関りたく金融メディア大手に就職。記事執筆とサイトのディレクションを行う。FX以外にも、株、指数、オプション、商品、仮想通貨など多岐に渡る商品を取引。現在はフリーランスとしてサイト制作やコンテンツ制作を行いながら個人投資家として活動する。
・Twitter:児山 将@goahead5055
・初心者でもできる、ビットコイン・イーサリアム投資情報サイト https://btc-eth.jp/
姉妹サイト

注目情報

PR
コラムざんまい
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中