2020年 4月 8日 (水)

頭がいい人の読書は「忘れない」こと 記憶に定着する読み方があった!

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   記憶に定着する読書とは、どのような方法でしょうか――。

   読んだ内容を忘れないためには、人と共有することをオススメします。情報の共有は自分が理解していなければできません。内容を充分に咀嚼して解釈に変換することで、はじめて活用することができます。

頭がいい人の読書術(尾藤克之著)すばる舎
  • 記憶に定着する読み方がある……
    記憶に定着する読み方がある……

情報共有の3つのメリットとは?

   情報共有には3つのメリットがあります。1つめは、「コミュニケーションの伝達」です。情報は共有することで相手の反応が期待できます。私は、本を読んだあとに読者に対して情報を共有するために記事にして、ニュースサイトに投稿しています。

   内容は事実に基づいて、適切に伝えられなければいけません。読者は記事を読むことで反応をします。肯定的なもの、否定的なもの、中立なもの。これらの反応を見ることで、私自身(書き手自身)にとっても大きな学びになります。

   2つめは、情報を共有することで「情報が整理しやすくなること」です。私はニュース記事にすることで多くの人に共有していますが、情報は媒体別、日時別に自動的にストックされていきます。

   ストックされた情報を構造化し、整理された状態をつくり出すことで情報管理力が格段にアップしていきます。ビジネス書や実用書は、過去の事例に新たに解釈を加えて書き直されているものがほとんどです。

   私は、類似の本がある場合、過去に整理した記事から必要な情報をピックアップします。ピックアップした情報をベースに読み進めますが、予想が大きく外れることはまずありません。

   このように、情報を整理し余分な時間を削減することで、効率化につなげることができます。

   3つめは、「操作性」です。いまの時代、情報を共有し管理することは、どこからでも簡単にアクセスすることができることを意味します。これは、読書のアウトプットに限らず、日常的な業務にも同じことがいえるはずです。

   本は「知の宝庫」です。この情報を共有し多くの人が活用することで、新たな解釈や理解が生まれて情報は深みを増していきます。深みを増した情報に触れられれば、アウトプットした本人にとっても気づきになります。

読んだ本を共有できる、とっておきの場所がある!

   本を読んで共有できる、オススメの場所が「読書会」です。読書に興味がなかったという人が参加したことで読書好きになることも珍しくありません。読書会には多くの種類があります。一冊の本を参加者で読み合わせるものや、各々がお気に入りの作品を紹介するもの。有料、無料など参加者の属性も多岐にわたります。

   読書会のメリットはなんでしょう? 自分の好きな作品を紹介したり、他の参加者の意見を聞いたりすることは楽しいものです。私も読書会に参加したことがありますが、いろいろなエピソードを聞いていると楽しくなります。

   人にはそれぞれ嗜好というものがあり、好きなジャンル、贔屓にしている作家がいるものです。読書会にはさまざまな人が参加しますから、自分が知らなかったジャンルや作家の本と出会える可能性があります。

   実際、世の中に埋もれている良著もあり、そのような本と出会えたときには、うれしさもひとしおです。参加者との出会いも有益です。知的好奇心が刺激されます。人によって異なる視点や意見を聞くことは楽しいのです。

   さらに、作品に出会ったときのエピソードや、購入した動機、その後の活かし方なども参考になるでしょう。

   読書を一人で黙々と行っていると視野が狭まってしまう危険性があります。ですが、読書会では参加者同士で、作品を紹介し合うコミュニケーションが生まれます。継続的に読書会に参加して発信受信を繰り返すことで、コミュニケーション能力や会話力、情報発信力も高まってくるように思います。

   みなさまも、読書会に参加する際には事前に情報を調べてみてください。そして、参加したらどのような学びがあったか振り返るようにしてください。(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所研究員。
代議士秘書、大手コンサルティングファームで、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事。IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/故・橋本龍太郎元首相夫人)を運営。NHK、民放各社のテレビ出演、協力、経済誌などの掲載多数。著書は多く、近著に「頭がいい人の読書術」(すばる舎)がある。
経営学修士、経済学修士。東京都出身。
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