2024年 4月 26日 (金)

オンラインもオフラインと同じでいいの? リモートワークファッションを考える(入澤有希子)

   昨今の新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、「リモートワーク」で勤務している方も多くいらっしゃると思います。

   リモートワークで外出しない代わりに、オンライン会議が増えたりして、それはそれで何を着たらいいか悩んでしまうのではないでしょうか。きょうは、リモートワークの服装のポイントをお伝えしていきます。

  • リモートワークの服装って、意外と気を遣うかも……
    リモートワークの服装って、意外と気を遣うかも……
  • リモートワークの服装って、意外と気を遣うかも……

家にいるからこそリラックスした格好がいい?

   朝起きて、一日家にいるならパジャマや部屋着など、楽な格好のままでいいのかもしれません。ですが、いまやオンライン会議は相手に会うのと同等の意味を持ち始めました。相手に合わせた気の遣い方ができるとビジネスとしてはスマートではないでしょうか。

   世間では、リモートワーク中にどのような服を選んでいるのか、リサーチしてみました。

「カメラがオフの時は、Tシャツにヨガウエア、オンライン会議でカメラをオンにするときだけ簡単なメイクをしています。」
「運動不足になるし、むくまないように着圧ソックスを履いています」
「顔出ししない日は部屋着のままです」
「ミーティングの相手が社内の時は少しラフですが、社外の相手の時は襟付きのきちんとした格好です」
「講師という立場なので、スーツまたはジャケットですが、カメラに映らないボトムは楽にしていることも」

   オンラインでもTPOに応じて服を使い分けている点は、出勤していた頃と変わらないようですね。オンラインとはいえ、ビジネスシーンなので、相手の信頼を得る服装はとても大事ですね。

   ただ、リモートワークならではだと思ったのは、着圧ソックスを履く、カメラに映らない時はノーメイクやラフな格好、カメラに映る時でもボトムだけラフ、という働く服装を快適にする工夫の幅が広がっていることでした。

   一方、「気持ちを切り替えるために、ちゃんと仕事着に着替えている」という声もありました。ずっと家で過ごすという同じ環境が続くわけですから、気持ちを切り替えようと思ったら服の力を借りるのもいいと思います。

   私たち日本人は、入学式や卒業式、成人式や入社式のように、物事の区切りを大切にし、ふだんと違う服装をする文化があります。衣食住という言葉は日本以外にもありますが、日本は「衣」が最初にきています。着るものを大切にし、着るもので気持ちを変えたり整えたりすることを意識してみると、リモートワークの仕事にも、より集中できるのではないでしょうか。

男性も女性も「白いシャツ」がオススメ そのワケは?

   その日のTPOに応じて服を選ぶというのは、オンラインもオフラインも一緒ですが、気をつけたいポイントが違ってきます。ポイントを押さえてないと、画面上では血色が悪く不健康そうに見えたり、気の遣えない人としてマイナスの印象になってしまったりするので、ぜひ注意してみてください。

   男性の場合、まずは「髪のセット」です。オンラインでは顔の印象がすべてです。髪をセットするだけで、清潔感や信頼感がアップします。次に「白いシャツ」がオススメ。白を身につけるだけで顔映りがよくなります。淡い色のシャツもいいですね。くすんだ色は、顔色に影響する人が多いので避けたほうがいいでしょう。

   ネクタイを着用する方は、ぜひ「明るい色」を身につけましょう。いつもより明るい色を選ぶと顔映りもいいですし、相手に明るい印象を残すことができます。

   女性の場合も、「トップスに白」を身につけることはオススメです。他にもトップスに「明るく、くすみのない色」を着るのがオススメ。デザイン面は、相手によりますが、「トップスのデザイン性が高い」と華やかになります。レースも上品ですね。

   そして、忘れてはいけないのが、「リップ」をしっかり塗ること。それだけでかなり血色がよく見えるのでオススメです。カメラをオンにする前に、リップを塗りなおしましょう。

   そして意外と見られているのが背景です。部屋が丸見えで、生活感が出てしまうと相手をがっかりさせてしまうこともあるようです。オンラインミーティングのツールによりますが、背景を隠す機能を使うのもオススメです。

   リモートワークとはいえ、ビジネスシーンなので、相手への敬意を画面上でも表現できるといいですね。また仕事への気持ちを高めるためにも、着替えはオススメです。ただ、ストレスにならないよう、リモートならではの工夫も楽しめると良さそうです。(入澤有希子)

入澤有希子(いりさわ・あきこ)
入澤有希子(いりさわ・あきこ)
パーソナルスタイリスト
美容専門学校・高等学校色彩学講師
ミスユニバースビューティーキャンプ講師、テレビの変身企画スタイリストなどを経験。フリーランスでパーソナルスタイリストをしつつ、最近はベンチャー企業でセカンドOLデビューを果たした。働くママの大変さを実感し、働くママ100人へのインタビュー活動「we MAMA」を立ち上げる。さまざまな働き方があることを伝える活動も実施中。法政大卒。37歳。
ブログ https://ameblo.jp/akiwasa/
ホームページ https://daily-ands.jp/authors/573a7efc73f3212f79f6339b
we MAMA https://note.com/we_mama
著書に「子育てのために仕事を諦めなくてもいい方法」(Kindle版)がある。
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