2024年 4月 19日 (金)

【尾藤克之のオススメ】「口ベタ」を治したいと思ったら 「うなずき」上手になってみよう!?

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「こんな自分が嫌い。生まれ変わりたい」
「自分のこういう部分を直したい」

   ネガティブ、ルーズ、完璧主義、誘惑に弱い、優柔不断、怒りっぽい、気が利かない、人見知り......。自分の欠点を変えたいと思ったことは誰でもあるはずです。変わりたい、でも変われないのはなぜでしょうか?

「科学的に自分を変える39の方法」(堀田秀吾著)クロスメディア・パブリッシング
  • 会話、弾んでいますか?
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飲み会を盛り上げるにはどうしたらいい?

   部門の飲み会で、上司はもちろん、両隣、向かいの人など席が近い人との会話がいつも盛り上がらない、続かないという人はいませんか?

   気がつくと、いつの間にか自分を避けるようにしていくつかのグループができ上がっています。自分そっちのけで会話が盛り上がってくると、無力というか切なさを感じてしまいます。

   本書の著者、堀田秀吾さんは、

「お寿司屋さんの大将や、伝統工芸の職人さんなど、あまり話さないことが魅力になっているような人ならまだしも、営業職の人が口下手だとちょっと困りますよね。飲み会などで会話が盛り上がらなかった経験、面接や提案などで上手に話せないことが続くと、どんどん話すことが苦手になってしまうかもしれません」
「そんなときは、季節や天気といった、当たり障りのない話題を会話の糸口にして、そこから話を広げたり、出身地や趣味、ペットの話など、自分だけの会話の持ちネタを用意しておくのもおすすめです。たとえば『自宅が八王子なので、通動時間が結構かかるんです』『最近、保護犬を引き取ったんです』など、話が広がるようなネタが理想的です」

と、解説します。

   そのようにすれば、「八王子には有名人の出身者が多い」「保護犬ってどうやって譲り受けるの?」など、誰かが反応してくれて会話が盛り上がることもあります。鉄板ネタですが、星座や血液型など、誰もが答えられる共通項を見つけてもいいでしょう。

   それでも、それでも盛り上がらないと感じるなら、聞き役に徹すべきだと、堀田さんは言います。

相づちやうなずきには慣れが必要

   堀田さんは、こう言います。

「東京大学の研究によると、会話中に相づちやうなずきを行うことで対人魅力が増すことがわかっています。実験では、彼験者である40人の大学生を対象に、『自作の話をする話し手の役割』と『その話を聞く、問き手の役割』それぞれを演じてもらいました。話し手は2人の別の聞き手に、同じ話を同じ調子で話しました」
「また、聞き手は『相づちや、うなずきなどを交えながら、話し手の話を聞いた人』と、『相づち、うなずきをせずに話を聞いた人』に分かれました。その結果、話し手は、相づち、うなずいてくれる聞き手の方を好意的に評価し、聞き手は、相づちやうなずいた話し手のほうを、相づちを打たなかった話し手よりも好意的に評価しました」

   ことわざに、「話し上手は聞き上手」とあるように、口下手を自覚しているなら、まず聞き上手を目指しましょう。聞き上手に必要なのは、相づちとうなずきです。トーク技術ではありませんから、誰でも簡単に実行できるはずです。

   聞き役としての場数を踏んでいけば、いずれ話し上手な人の話し方や、盛り上げ方など理解も深まり、トークスキルも上がってくるはずです。好意の反報性で相手も好意的にかわってきます。相づちや、うなずきはコミュニケーションツールと考えて使いこなしましょう! (尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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