2021年 1月 21日 (木)

海外メディアが「棚ぼた」批判! 電通の「支援金ビジネス」に世界が注目するワケ?(井津川倫子)

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

電通は、東京五輪の延期で儲けを「粉砕された」

   それにしても、海外メディアはなぜ、電通の「棚ぼた商売」に注目するのでしょうか?

   ロイター通信は日本における電通の存在を、「広告会社の域を超えて、ケタ外れに大きな役割を果たしている」と解説しています。

Dentsu plays an outsized role in Japan beyond its dominance of the advertising industry, including providing services to the government.
(電通は広告産業での圧倒的な立場を越えて、政府へのサービス提供などケタ外れに大きな役割を果たしている)

   そして、ケタ外れの影響力を持つ電通が、東京五輪の延期によって巨大な損害を被ったと指摘しているのです。

Dentsu's Olympic year torpedoed by coronavirus outbreak
(電通の「五輪イヤー」は、コロナウイルスの襲来でぶち壊しになった)

   「torpedo」「魚雷」です。この場合は、「魚雷」を打ち込まれたように「粉砕された」「ぶち壊された」という意味になります。東京五輪での「儲け」をあてにしていた電通が、コロナ禍による延期で「ぶち壊しにされた」というのです。

   実際、電通グループが2020年度の業績予想を取り下げると発表したことは、国際的にも大きなニュースになりました。新型コロナウイルスの影響で大幅な収益減少が想定され、特に、第2四半期にあたる4月から6月にかけてが「年間を通して最も厳しい」としています。この「最も厳しい」時期に「支援金ビジネス」で大金が転がり込むとしたら、「棚からぼた餅」であろうことは容易に想像がつきます。

   東京五輪延期の損失を補うために、私たちの税金が大量投下されているとしたら、お門違いも甚だしいところです。支援金支給の裏でうごめく利権ビジネス。もし、東京五輪が予定どおり開催されていたとしたら、いったいどれだけの「利権」が発生していたのでしょうか――。海外メディアが電通に注目するポイントは、このあたりにあるのかもしれません。

   それでは、「今週のニュースな英語」は、「windfall」(棚からぼた餅)を取り上げます。

It is a windfall
(それは、棚からぼた餅だね)

It is a windfall gain
(それは、棚ぼた式の利益だね)

This product earns windfall profits
(この商品は棚ぼた式の利益を稼いだ)

I got a big windfall
(思いがけない大金を得た)

   見方を変えれば、コロナ禍のおかげで「利権」にどっぷりと浸かった安倍政権の実態が浮き彫りになったとも言えます。税金の使い道に関心を持つ人が増えて、好き放題にやってきた政治にブレーキをかけることができたら、私たちにとって「windfall」(思わぬ利益)ではないでしょうか。(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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