2024年 4月 27日 (土)

【コロナに勝つ! ニッポンの会社】感染「第2波」防止にAIでスーパーなどの混雑を監視

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、大型商業施設や、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、飲食店などが取り組んでいるソーシャルディスタンス(社会的距離)。混雑を避け、人と人との間隔をできるだけ広く確保することが求められている。

   コロナ禍では、床に「足あと」を貼り付けて一定の距離を確保するなどの措置がとられていたが、AI(人工知能)で内部の混雑を監視しながら、ソーシャルディスタンスを確保してもらう、新しいシステムが開発された。

  • AIで混雑状況を分析(画像はイメージ)
    AIで混雑状況を分析(画像はイメージ)
  • AIで混雑状況を分析(画像はイメージ)

混雑状況に応じてLEDパネルで入場を制限

●AIを使った混雑監視システム

   AI(人工知能)搭載の警備システムを手がける株式会社ホワイトボード(東京都千代田区)は、商業施設や店舗向けに、内部の混雑監視をしながら、必要に応じて入場制限を可能にする新システムを開発、販売を始めた。2020年6月16日の発表。

   防犯カメラとAI搭載の「混雑検知解析システム」は、屋外など入口から離れた場所に置く案内用のLEDパネル。店内の混雑状況を、AI搭載の防犯カメラが自動的に検知し、混雑状況に応じて、LEDパネルで入場制限などを告知することができる仕組み。混雑状況は、従業員のスマートフォンに自動的に知らせることもできる。

●段ボールで教室の飛沫対策

軽量なので子どもでも扱いやすい(写真は、窓付きのパーティション)
軽量なので子どもでも扱いやすい(写真は、窓付きのパーティション)

   新型コロナウイルスをめぐって、全国の学校が頭を悩ませている教室での飛沫対策で、ノベルティー事業を手がける福井市のチャンスメーカー株式会社は、段ボールを組み立てて卓上に置いて使う飛沫防止パーティションを開発した。6月16日の発表。同社が運営する通販サイト「学校販促応援隊」で販売を開始した。

   パーティションは、学校の机のサイズに合わせて作られた折りたたみ式で、給食や自習時に取り出して使える。正面に透明シートを張った「窓付き」と、窓のないタイプの2種類。一般に先行して普及しているアクリル製に比べると安価で、また軽量なので子どもにも扱いやすい。

   学校の教室以外でも、図書館や、フリースペースでの読書やデスクワークなどにも利用できる。窓付きのパーティションは1枚430円、窓なしは240円(いずれも、税別)で、販売は30枚から。

「泊まれる茶室」をテレワーク用の「働ける茶室」に

●「3密」を回避して「安全」「快適」仕事に集中できる個室

カプセルホテルをリデザイン
カプセルホテルをリデザイン

   「泊まれる茶室」を「働ける茶室」にリデザイン――。東京・日本橋人形町の「泊まれる茶室」がコンセプトのカプセルホテル「ホテル・ゼン・トーキョー(hotel zen tokyo)」は、カプセルベッドの一部を「仕事場」として使えるようデザインを改め、6月22日からテレワーカー向けのワーキングブースとして提供する。ホテルを運営する株式会社SENが16日に発表した。

   「ホテル・ゼン・トーキョー」は、従来のカプセルホテルのイメージとは一線を画して「泊まれる茶室」をコンセプトに2019年3月にオープン。各客室は、戦国時代の茶人、千利休の茶室を再解釈したという和モダンな空間にしつらえていた。

   2020年の年明けから顕在化した新型コロナウイルスの影響は、緊急事態宣言が解除されて、なお沈静化したとはいえず、多くの企業でテレワークを継続している。その一方で、自宅ではなかなか仕事に集中できないというテレワーカーも少なくないとの現状をみて、SENではホテルを使った仕事場を提供することにした。

   新たに提供を始める「カプセル型ワーキングブース」は、換気扇とエアコン空調を備え、「3密を回避しながら、安全に、快適に、仕事に集中できる」個室空間。コーヒー飲み放題付きで1時間300円、半日800円から、利用できる。パソコン用の電源が備えられ、スマートフォンの充電もOK。館内では、どこでもWi-Fiが利用できる。

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