2020年 10月 22日 (木)

【尾藤克之のオススメ】ホントなの? 正しい言葉の使い方を学べば、広がる噂を収束できる!?

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噂を打ち消すにはどうすればいいのか......

「二つ目は同調と呼ばれる集団心理です。ニューヨーク大学のドイチとジェラルドは、集団に同調するメカニズムを、『規範的影響』と『情報的影響』の二つに分けています。規範的影響は、集団に認められたい、制裁を避けたいという欲求から、集団規範に合った態度や行動をとる影響のこと。情報的影響は、何が正しいかわからないとき、他者や集団の言動を『正しいもの』として受け入れてそれに合うような行動をとる影響のことです」

と、堀田さんは言います。

   前出のケースであれば、直美の発言で始まった悪ロ大会で、誰も由美子をかばわなかったことから、由美子の悪ロを言う「流れ」が成立しました。

   ここで流れを壊すようなル意見を言ったら「空気を読まないと言われるんじゃないか」「仲間外れにされるんじゃないか」という不安から、みんなが合わせるような発言を続けていくのです。これは、大人の世界でも同じことがいえます。

   悪い噂が流されてしまったときの対処法の一つに、「ゲイン・ロス効果」があります。「ツンデレの法則」「ギャップ萌え」の原理だと、堀田さんは指摘します。

「少女漫画で、不良っぽかったり、つっけんどんな男子が時折見せる優しさに主人公の女子がときめいてしまう、ラブコメの王道、いわゆる『ツンデレ』がありますが、まさに、これが最強なのです。
ということは、悪い噂を流されても、その噂に反するような良い印象の言動が目に入れば、通常よりも良い印象を人々が持つ可能性があるということです」

   堀田さんは、

「悪い噂を流されても腐ることなく、自分を磨き、他者に優しい行動をとり続けていくことで、周りの評価を一気に上げることができるかもしれないのです。つらい経験を自分の糧にする。ピンチをチャンスに変える。もちろんつらく、大変なことです。しかし、筋肉が負荷を与えることで発達していくように、困難を乗り越え、達成したときにこそ成長が待っているのではないでしょうか」

と、説きます。

   本書は、社会生活でSNSやメールなど、デジタルコミュニケーションに苦労する学生やビジネスマン向けに書かれています。この機会に、言葉の正しい使い方を覚えておきましょう。(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所客員研究員
代議士秘書、大手コンサルティングファームで、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事。IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/故・橋本龍太郎元首相夫人)を運営。NHK、民放各社のテレビ出演、協力、経済誌などの掲載多数。著書は多く、近著に「頭がいい人の読書術」(すばる舎)がある。
経営学修士、経済学修士。東京都出身。
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