2024年 4月 20日 (土)

懐かしの電話帳「ハローページ」廃止を惜しむ声 今だとヤバい!? 「よく同じ苗字の人を調べた」「好きな子の名前に片っ端から電話」......

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昔の学級名簿には親の最終学歴、会社の役職名まであった

   今では個人情報が問題になるが、昔はこんなふうに開けっぴろげだった。

「今では固定電話を持たない保護者が増えてきたし、私の子の学校の連絡網はプライバシー保護の点から廃止。代わりに学校からの一斉メールという形になっている。私が高校時代は、名簿に住所、電話番号、保護者名(続柄に職業まで)載っていた。個人情報駄々漏れ!つい最近出てきて恐ろしいと思った。でも私の親世代の高校卒業生(OB)名簿を見ると、就職先まで載っていたのにはびっくりした」
「私の中学校の学級名簿には保護者の氏名のほかに、職業欄と会社の役職名及び最終学歴を記入する欄もありましたよ。今では考えられない昭和40~50年代の実話です。PTA役員を選出するのに役に立ったようですが」
「卒業アルバムには先生を含め全員の住所と電話番号が載っていた。有名人でさえ、たとえば野球選手のファンレターの送り先が自宅住所だったり、芸能人に弟子入りするためにその人の家に直接行ったり。卒業アルバムを見ればそれができた。個人情報という概念自体がなかったから、普通に公開されていた」
「雑誌の投書にも名前と電話番号、住所、番地まで詳しく載せていたのもあったね。なかでも文通希望の欄にそこまで載せて、よく問題にならなかったと思う」

   「昭和」という時代を、こう説明する人がいた。

「大げさな言い方をすると、昭和のころまでは個人情報を社会で共有していたようなものですね。まず、引っ越すとおまわりさんが回ってきて、戸籍調査とか家族構成から勤め先から洗いざらい聞いていった。交番管内の全家庭のデータが簿冊にまとめられて、これが防犯活動の基礎。一種の社会主義国みたいだね。学校や町内で名簿を配るのは当たり前でした。私が加入した日本アマチュア無線連盟では氏名、住所、電話番号の個人情報は、全国の会員数万人が冊子で共有していました。今では自分の同僚の住所さえ、わからない人が大半です」
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