2020年 9月 21日 (月)

中毒になるほど「思考」せよ! イノベーションはそこから生まれる

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   テレビの情報番組やバラエティー番組で硬軟織り交ぜながら的を得たコメントで親しまれる明治大学文学部の齋藤孝教授は、専門の教育論やコミュニケーション論をベースに、幅広いテーマで数多くの著作がある著述家としても知られる。

   本書「思考中毒になる!」は、現代のビジネスで成長のキーワードになっている「イノベーション」をとらえ、イノベーションに必要なのは「思考力」であると指摘。考えることを習慣化し、アイデアなどとして結果を出すためのヒントを解説した。「中毒」になるほど考えることが、イノベーションを生むはずと説く。

「思考中毒になる!」(齋藤孝著) 幻冬舎
  • 東京タワーは昭和のイノベーション。現代のイノベーションは「思考中毒」から生まれる
    東京タワーは昭和のイノベーション。現代のイノベーションは「思考中毒」から生まれる
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「常に思考しなければ解決できない状況」

   昭和の高度成長期などと比べれば、現代のビジネスパーソンは、はるかにレベルの高いスピードや、アイデア創出力、コミュニケーション力が要求されている。その違いは、スポーツでみるとわかりやすい。同じスポーツの以前と今を見比べると、速さは格段にアップし、プレーは高度化され、洗練されている。著者は、自身がよく見るというサッカーを例に挙げて、こう述べる。

「現代のトップレベルにあるクラブチームと、1968年に開催されたメキシコオリンピックの時に銅メダルを獲得した日本代表チームも映像を比較すると、明らかに現代の選手の方が速く動いているのがわかります。ひと昔前にはスーパースターしかできなかったような高度なテクニックを、現代では普通のレベルの選手が難なくこなしています」

   他の競技でも同じことがいえる。1972年のミュンヘンオリンピック(ドイツ)で、体操の塚原光男さんが演じた「月面宙返り(ムーンサルト)」が「ウルトラC」として世界に衝撃を与えたが、いまでは、中学や高校でもムーンサルトを成功させる選手がいる。

   スポーツに限らず、進化し続けている現代人は、日々大変は仕事をこなしている。スポーツでの今と昔の比較が示すように、人間は大変な能力をもっているのだが、ビジネスのフィールドでは現代では「課題のほうがどんどん大きくなっているので常に思考しなければ解決できない状況に直面している」というのが著者の分析だ。

   商品やサービスが「飽和状態」の現代では、「作れば売れる」時代は過去のことになっている。アイデアをめぐってメーカー間の競争は激化し、情報の共有スピードも速くなっているので、目新しい商品やサービスが投入されてもすぐに陳腐化してしまう。

「常に仕事のやり方を更新し、イノベーションを生み出さないことには時代に取り残されかねません」
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