明治大学が、どうも冴えない。今週(2020年10月12日週)も、上昇時には買いポジション、下落時には売りと「順張り」でチャレンジしたものの、結果的には一歩後退。「順張りしても、すぐに戻ってきてしまうために、どうしても利益が取れませんでした」という。慶応義塾大学も、エントリーの価格や損切りのタイミングは悪くないのに、思うように利益を伸ばせないと、頭を抱える。
トップ争いを演じる専修大学と早稲田大学は取引をお休み。明大、慶大とも、このスキを突きたいところだったが......。
順張りが効かない......(明治大学)
こんにちは、明治大学・投資サークルBreakouts!元幹事長の池田慶吾です。
今週は為替相場全体に変化の兆しが見られましたので、それを考察します。
1.順張りが効かない
今週も急騰・急落の通知が鳴るたびに順張り、すなわち上がっているものをロング(買い)、下がっているものをショート(売り)といった取引を継続しました。
しかしながら取引成績は不振でした。
上図のとおりで、全敗に終わりました。期間損益は、マイナス167円。
順張りしても、すぐに戻ってきてしまうために、どうしても利益が取れませんでした。
2.相場は大統領選に備えているのか
ここで私が考えたのは、相場が大統領選挙に備えているのではないか、ということです。
相場は大きな政治的・軍事的イベントが起こる前には、その高ボラティリティ相場を警戒してポジションを手控えます。そのため急騰・急落が発生したときに「先っぽ掴み」、すなわち、トレンドの頂点でポジションを取った結果として大損するのを恐れていると考えます。要するに、トレンドが発生しづらい、継続しづらいといった相場状況なのかもしれません。
3.大統領選までの取引戦略
大統領選にかけて、相場はトレンドを発生させるのは非常に困難な状況に置かれると思われます。よって今後は急騰・急落通知が来た際に、あえて順張りではなく逆張り戦術で取引をして見ようと思います。
決済に関する基準を設けていないので、逆張りで含み益があってもいつ決済すべきかについては手探りとなっていきます。一応ではありますが、
(1)その日の高値/安値に指値を設置して、到達したら自動で利益確定をする。
(2)定期的にチャートをチェックして、ニュース・指標・モメンタムを注視して、裁量で利益確定をする。
この2つを試してみようと思います。
なお、急騰・急落の基準は、5分間で0.2%以上プライスが変動した時のことを指しています。
来週は成果報告となりますので、引き続きご覧ください。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
おもしろい検証になっていますね。為替相場は、7~8割がレンジ相場といわれています。特に、ここ数か月間のドル円相場は株式市場の頭打ちと、経済対策の合意への思惑で綱引き状態。過去最低水準の変動率となっているほど、非常に動きづらい相場となっています。
そのため、やはりボラティリティが大きくなるまではレンジ相場と決めて逆張り戦略が有効ではないでしょうか。仮に、レンジブレイクした場合は、倍返しで追いかければ十分すぎるほどの利益を得られることが過去の相場からわかっています。
前週からの損益 プラス167円
10月16日現在 1万1190円
◆ 今週は学業に専念したため、取引は見送りました。(早稲田大学)
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
10月16日現在 1万3645円