2022年 9月 25日 (日)

「仕事するって楽しい!」専業主婦9年のブランクから復帰した女性のワクワク投稿に共感殺到 (2)

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人生100年時代、生きがいを見つける

――なるほど。専業主婦でいた期間も、仕事に役立つ実務能力を磨く期間でもあったと前向きにとらえるわけですね。しかし、回答者たちの意見をみると、『〇〇ちゃんのママではなく、〇〇さんと苗字で呼ばれたことがうれしい』とか『仕事で褒められたことで達成感がある。家事や育児では味わえない喜びだ』といった声が多くあります。このことについては、どう思いますか。

川上敬太郎さん「妻となり、母となる中で、夫や子どもを通して間接的に自分の存在を認識されるようになることに寂しさや悲しさを感じてしまう、という声をよく耳にします。仕事をするということは、単に稼ぐための手段という意味だけでなく、仕事を通じて社会と関わることで自らの社会的存在意義を再確認できるという側面もあるのだと思います。
しかし、必ずしも働くことだけが正しい道だ、ということではないはずです。家事や育児など、家周りで生じるさまざまな務めをしっかりこなすことも大切な社会的役割です。何にやりがいを感じるか、何が向いているか、は人それぞれです。当然ながら、専業主婦の方が向いていて、やりがいを感じるという人もいると思います。また、性別に関わらず、専業主夫が向いていると感じる男性もいるはずです。ご家庭・ご夫婦ごとにベストなバランスは異なるのだと思います」

――確かに最近、『専業主夫』のテレビドラマも増えていますよね。また、ごく一部ですが、投稿主に対して『子持ちの人は周囲からフォローされていることを忘れずに』と言った厳しい意見もありました。投稿主のように仕事に復帰した女性が気持ちよく働き続けるために何が大切か、アドバイスをお願いします。

川上さん「職場で求められるのは仕事上の成果であり、敢えてドライな言い方をすれば、家庭の状況は関係ありません。結婚か未婚か、お子さんがいるかいないかに関わらず、人はそれぞれご家庭の事情を何らか抱えているものです。その点はお互いさまという面もありますが、まずはプロとしてチーム内でスムーズな仕事連携が行われるよう努めること、そして職場で求められている成果をしっかり出すことが前提になると考えます。
人生100年時代と言われる中で、仕事には長い人生を通じての生きがいという側面もあります。働かされる、いやいや働くということではなく、生きがいとして携わることのできる仕事を、長い人生の中でどう見つけるかという観点も大切だと思います。今回9年ぶりに働いたという、投稿者さんのイキイキした言葉は、仕事とは単に稼ぐための手段にとどまらず、それ以上の価値があるものだと伝えてくれているように思います」

(福田和郎)

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