2024年 4月 20日 (土)

王室離脱で「稼ぎまくり」?! たった9か月で超大富豪になったメーガン妃の「来年の展望」(井津川倫子)

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   新型コロナウイルスの襲来で、世界が大きく変わってしまった2020年。昨年の今ごろは誰がこんな状況を予測していたでしょうか?

   世界が注目した米大統領選でも新しい勝者が誕生しましたが、2020年の「勝ち組」と言えば、あの「お騒がせカップル」で決定でしょう! 突然の「王室離脱宣言」で世界中に衝撃を与えてからもうすぐ1年。世間の非難を浴びながらもたった9か月で巨万の富を築いたビジネス手腕には、さすがの海外メディアも脱帽のようです。

  • 稼ぎまくった? メーガン妃、米国の豪邸で自粛生活じゃなかったの?
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2020年は「メーガン妃が稼ぎまくった年」

   2020年1月に、英国王室の王位を返上して公務から退くと発表して世間をあっと驚かせたヘンリー王子とメーガン妃の二人。すったもんだの末に3月末で王室を「離脱」して北米に移住した当初は、公金援助の打ち切りや莫大な警備費の支払いに「経済的にやっていけるのか?」と心配の声が多く聞かれたものです。

   ところがどっこい、ふたを開けてみたらまさかの「大番狂わせ」でしょうか。たった数か月のあいだに、大手動画配信サービスのネットフリックスやスウェーデンの音楽配信サービス大手スポティファイといった、今をときめく企業との「大型ビジネス案件」が次々と舞い込む「超売れっ子」状態になっているではありませんか!

   これには、いつもは辛口の海外メディアも脱帽ぎみ。2020年はヘンリー王子夫妻が「稼ぎまくった年」だったと伝えています。

The year 2020 has been prolific for Meghan Markle and Prince Harry
(2020年は、メーガン・マークルとヘンリー王子にとって実りの多い年だった)
prolific:多産の、実りの多い

   「prolific」「多産の」「多作の」「実りの多い」といった意味ですが、ここでは「多くのビジネスを生み出した年=稼ぎまくった年」というニュアンスでしょう。

   ちょっと皮肉を込めて、「ビジネス帝国を築くことに忙しかった」と報じたメディアもありました。王位を捨てて自由の身になった二人が、大金を稼ぐことにせっせと勤しんでいるような印象を与えます。

Meghan Markle and Prince Harry have been busy building a business empire in their post-royal life
(メーガン・マークルとハリー王子は、王室離脱後のビジネス帝国を築き上げるのに忙しかった)

   実際、「どうせ、金儲けが目当てで王室を離脱したのだろう」というやっかみの声が聞こえてきそうなくらい、二人のビジネスは順調です。ネットフリックスやスポティファイとの契約金については「諸説」ありますが、いずれも複数年契約を交わしていることから総額で200億円は下回らないようです。

   さらに、メーガン妃が巨額の資産を元手に、ベンチャー企業への「投資」を開始したという報道がありました。「元王室メンバー」が投資する企業と関係を持ちたい人は多いでしょうから、今後は投資ビジネスが夫妻の「ビジネス帝国」の中核になるだろうと予測する専門家もいました。

   ふと気がついたら、「メーガン・マークルとヘンリー王子」と、メーガン妃の名前を先に書くメディアが増えていました。まるでヘンリー王子が「付け足し」のように見えますが、ビジネスにおいてはメーガン妃が主導権を握っているのは間違いなさそうです。

成功劇を支えたメーガン妃の「ぶっちぎり人気」

   それにしても、なぜ、世間のバッシングを浴びているはずのメーガン妃とハリー王子の元に、ビジネスの話が次々と舞い込むのでしょうか?

   米老舗ファッション誌のハーパーズ バザーによると、2020年に最も多くツイッターで話題になった王室メンバーはメーガン妃だったそうです。

Duchess Meghan and Prince Harry Are the Most Tweeted-About Royals in 2020
(2020年、ツイッターで一番話題にされた王室メンバーはメーガン妃とヘンリー王子だった)

   2位がヘンリー王子でエリザベス女王が3位。絶大な人気を誇るエリザベス女王を引き離して上位を独占したメーガン妃とヘンリー王子夫妻は、良くも悪くも「世界中が最も注目するセレブ」なのでしょう。

   どんなにメディアにたたかれても「人気は不動」となれば、話題づくりを狙う企業にとって「最高のタレント」です。実際、スポティファイの株価は、夫妻との契約発表を受けて2%上昇したそうですから、投資効果は絶大のようです。

   それでは「今週のニュースな英語」は、「prolific」(実りの多い)を取り上げます。

He was a prolific writer
(彼はたくさん書くライターだ)

She was a prolific and successful writer
(彼女は多作で成功した作家だ)

Van Gogh was one of the most prolific artists
(ヴァン・ゴッホは、最も多作な画家の一人だった)

   当初の予想を大きく裏切って、ビジネスで大成功を収めたメーガン妃とヘンリー王子。2021年はどうなるのかと思いきや、これまでの成功は「a billion-dollar brand」(10億ドルブランド)になった夫妻の最初の一歩に過ぎない、という見立てが主流のようです。

   2021年はどんな新しいビジネスが繰り広げられるのか。以前からの英国王室ファンとしては、勝ち誇った顔のメーガン妃の横で、ヘンリー王子の影がこれ以上薄くならないことを願っています。(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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