2021年 10月 26日 (火)

【お正月に読みたい一冊】情報を断食することで私たちの日常は活性化する!(尾藤克之)

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   いまはネットやSNSの普及により、さまざまな情報が氾濫しています。今後は、情報の取捨選択が求められてくるでしょう。

   本書の著者は、情報を扱うことが仕事の編集者という職にあります。この編集者は、テレビを見ない、新聞を読まない、ネットサーフィンをしない、スマホに依存しないという「情報断食」を10年間おこなっています。

「情報断食 ~空っぽになるほどうまくいく生き方」(鈴木七沖著)きずな出版
  • あなたはできますか? 「情報断食」……
    あなたはできますか? 「情報断食」……
  • あなたはできますか? 「情報断食」……

情報に振り回されないこと

   わたしたちが住んでいる世界の現実とは、どのようなものでしょうか。人工知能(AI)の技術が発達して、これまで人間がやっていた仕事の多くがテクノロジー化されるようになりました。

   気がづけば、さまざまなジャンルで働き方が変わりました。ひと昔前とは比較できないほどの情報があふれかえり、正しいものだけでなく、フェイク情報までが飛び交っています。

   著者の鈴木七沖さんは、

「『アルゴリズム』『ターゲティング』という言葉を聞いたことはありますか? これは、インターネットの中で主流になっている広告戦略用語のことです。あなたが検索した言葉(キーワード)を独自の人工知能のアルゴリズムでパーソナルデータ化し、それに見合った情報をネット側が発信することで、購入意欲へと導くことを言います」

と言う。

「スーツやドレスをネットで検索したあと、画面上にブランドのスーツやドレスの広告が現れた、なんて体験はありませんか? 動画サイトを閲覧していると、すぐ下に似たようなチャンネルや情報が紐づいているような体験はありませんか? ニュースサイトを見ていて、次にネットを立ち上げたとき、妙に自分の興味に合ったものばかりが立ち上がってくる体験はありませんか?」

   これは、行動がアルゴリズムで分析され、あなたの興味が情報化されているために起こる現象です。このような環境下で1年、3年、5年、10年と過ごせば、どのような現象が起こりうるのか、もっと危機感を持つべきだと、鈴木さんは警鐘を鳴らしているのです。

「『思いが現実をつくる』とは、自己啓発の世界では100年以上も前から言われ続けてきた言葉です。わたしたちが何を思い、何を考え、どう動くかによって、未来はいかようにも変化していきます。これまで人間が創造してきた人工物はすべて、ひとつの例外もなく、同じ手順を経て形になっていきました」

と、鈴木さんは言います。

「どんな商品も、どんな食べ物(料理)も、どんな建築物も、自動車や飛行機や巨大なビルディング、カメラやメガネや洋服にいたるまで、最初は誰かの頭のなか、心のなかに『思い』としてありました。まるで小さな点のように。その点がつながり合って線となり、線と線がつながることで形をおびます。自分の思考力でなく、人工知能が導く物語(思い)から発したイメージを描く人ばかりになれば、この世界はどうなるでしょうか?」
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所客員研究員
代議士秘書、大手コンサルティングファームで、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事。IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/故・橋本龍太郎元首相夫人)を運営。NHK、民放各社のテレビ出演、協力、経済誌などの掲載多数。著書は多く、近著に「頭がいい人の読書術」(すばる舎)がある。
経営学修士、経済学修士。東京都出身。
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