あなたが継続していることは何ですか？ チャンスを引き出すための「棚卸し」【尾藤克之のオススメ】

あなたが続けていることは何ですか

   私は、多くの本をニュース記事にして紹介しています。最近はペースが落ちたものの、ピーク時には年間500冊程度を紹介していました。最初に紹介したのは10年ほど前になります。

   本を出版した際に、ネットニュースに強いという販売促進の会社にPRを依頼したことがありました。「大手のサイトに掲載するから」という理由で販促費を支払いましたが、掲載されませんでした。それなりの費用を掛けたにも関わらず、重版もしませんでした。

   いい勉強になったと思いながらも、ニュースサイトに口座を開けないかと思い20社くらいにアプローチをかけました。1社が「スポット掲載で無報酬なら検討する」という理由で間口を開けることができました。これが、私がニュースサイトに投稿するきっかけになった出来事です。

   その後、3回目の投稿で、トピックスに掲載され爆発的にニュースは拡散されました。当時、書籍紹介記事をニュースサイトに載せていたのは日本で私くらいのものです。いまでは有名な書籍紹介サイトがいくつかありますが、そんなものは未だありません。私の記事がきっかけになり10万部を超すベストセラーになった本も出てきました。

   本来なら、重版しないと次の出版は難しいと言われていますが、幸いにもネット力を活かして、現在まで16冊を出版することができました。毎日、地道に記事を投稿していた効果が影響力となり自分に返ってきたのです。いま、皆さま読んでいるこの記事はJ-CAST会社ウォッチから、コーナーとして持たせていただいたものです。

   読者のみなさまにも継続している「何か」があるかも知れません。ぜひ、その「何か」を棚卸ししてください。あなたにとってチャンスを引き寄せる機会になるかも知れません。（尾藤克之）