2021年 9月 22日 (水)

LINEの既読や返信が遅くてイライラ...... そんな人との接し方は?【尾藤克之のオススメ】

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   世の中には「今後の将来が不安」「失敗するのが怖い」など、不安や心配を過剰に思い悩む人がいます。そんな悩みすぎる人から相談を受けた時、取り扱い方を知らないと相手からの不安が伝染します。

   本書では、臨床件数9万件の大人気カウンセラーが、繊細・イライラ・気にしいな「悩みすぎる人」との上手なつき合い方をわかりやすく解説します。

「『悩みすぎる』人のトリセツ あなたとまわりの不安を一瞬で0にする」(大嶋信頼著)秀和システム
  • LINEが気になる……
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  • LINEが気になる……

なぜLINEが気になるのか?

   メールの返信やLINEの「既読」が遅いだけで、何度もスマートフォンやパソコンを開いてはチェックして、「まだ来ていない!」と気にする方がいます。なぜ気になってしまうのでしょうか?

   著者の大嶋信頼さんは、次のように解説します。

「『そんなの気にしたら、どんどん気になって相手の気持ちに振り回されちゃうから、もうやめたほうがいいよ』とアドバイスしても『でも、だって......』と聞く耳を持ちません。むしろ、そんなことを言えば言うほど『ちっとも私の気持ちをわかってくれない!』といじけて、LINEの既読を数分ごとにチェックするようになり、メールの再読み込みボタンを頻繁に押すようになってしまいます」
「これは『相手の気持ちを考える』ということで、ちょっとでも相手の返信や既読が遅いと不安になったり、苦しくなったりしてしまうからです。『え? 相手の気持ちを考えるなんてふつうでしょ?』と思いますよね。でも、こういう人は、ちょっとした既読の遅れで『私は嫌われているかも』とか『私の文章で相手が怒っているかも』と、相手の否定的な感情を想像してしまうのです」

   つまり、独りよがりに怒ったり喜んだりしているに過ぎないのです。勝手に相手の気持ちを想像して思い込んでいるだけなのです。そういえば、筆者のまわりにもこのような人がいました。会議をしていてもスマホばかり見ている人もいます。気になって仕方ないのでしょうか。

   大嶋さんは

「そして『相手のことなんてどうでもいいや!』と、一たんは怒りで相手を断ち切ろうとするのですが『やっぱり私が悪かったかも』と、不安と罪悪感が襲ってきて『チェックするのがやめられない!」と、そのことから目が離せなくなってしまうのです」

   と説明します。

じつは何も気にしていない?

   大嶋さんによれば、人間の脳は「相手の脳の状態を真似する」という機能があるそうです。だから、相手の不安や怒りが近くにいると、それがうつってきて「近くでLINEをチェックされていると落ち着かない」とか「なんだかだんだんイライラしてきた!」とLINEをチェックし続ける人のことが気になってしまいます。

   大嶋さんは、

「相手の不安を和らげるために声をかけても、既読や返信をチェックし続けます。こちらは時間と労力を無駄にされている感じになって『ムカつく!』と、LINEをチェックする相手の不安に振り回されてしまうのです。でも、多くの人は『この怒りや不安は、相手の脳の真似をしている』なんて想像もしません」

   と言います。

「返信や既読が気になるという人への対応は『あーあ、相手の気持ちを想像すればするけど不安になるんだな』と、放置しておくのが いちばん効果的です。そういう人は、勝手にLINE相手の気持ちを想像して『独り相撲』をとっています。『ああでもない、こうでもない』と、相手の気持ちを考え、怒りと不安のあいだを行ったり来たり繰り返しているだけです」

   大嶋さんは、これは独り相撲なので「いつまで経っても勝敗がつかない!」と言います。本書にはこのような、日常によくあるイライラや悩みがわかりやすく解説されています。withコロナ時代のストレスフルな環境から解放されてみませんか。(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所客員研究員
代議士秘書、大手コンサルティングファームで、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事。IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/故・橋本龍太郎元首相夫人)を運営。NHK、民放各社のテレビ出演、協力、経済誌などの掲載多数。著書は多く、近著に「頭がいい人の読書術」(すばる舎)がある。
経営学修士、経済学修士。東京都出身。
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