2021年 6月 18日 (金)

【ステイホームは本を読む】コピペの技術? 仕事に行き詰まったら他人のテクを盗め!(尾藤克之)

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   毎日、アタフタしていませんか? やらなくていい仕事はどんどん切り捨てましょう。

   水曜日と金曜日には予定を入れてはいけません。自分のためにだけ、時間を使うなど驚きの仕事術が満載です。たった1分「整理」をするだけで効率アップさせるには......。

「1分で仕事を片づける技術」(鈴木進介著)あさ出版
  • あなたは仕事をテキパキとこなしていますか?
    あなたは仕事をテキパキとこなしていますか?
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やり方より結果にこだわる

   行動のスピードが上がらない人の特徴として「自分のやり方にこだわりすぎる」という特徴があります。自分で創意工夫し、努力して身につけたスキルだから、「こだわり」があるのです。

   しかし、仕事は成果を出さなくては意味がありません。

   著者の鈴木進介さんは、

「仕事はあなたの充足感や、達成感を得るために存在しているのではありません。最速で成果を出すのための手段を選ぶことが肝心です。その手段はいつも自分で編み出さなければいけないわけではありません。最速で最適なつもりでもスピードが上がっていなければ、時には他人のやり方に目線を移すことも必要です」

   と言います。

「私もかつては自分のやり方にこだわりすぎる人間でした。しかし、頑張っても成果が出ず、仕事のスピードも上がりません。万策尽きた私は、仕事が早いことで社内で有名だった先輩のマネを徹底的にすることにしました」

   社内で有名だった先輩のマネとは次のようなものでした。決して難しいものではありません。5つほどあるので紹介します。

(1)ゼロから提案書をつくるのではなく頻度の高いものを事前につくっておく。
(2)パソコンのショートカットキーのパターンを覚える。
(3)単語登録や文例登録をしておき、一発変換で文字入力できるようにする。
(4)売り上げが大きい上位2割の顧客を選別し、効率よく営業訪問する。
(5)担当レベルではなく決裁権を握る人に事前に根回ししておく。

「あまり深くは考えずに、ただひたすらマネることに注力しました。それこそ歩く速度まで。その結果、私は仕事が早いという評判がたち、大きなプロジェクトにも同期を差し置いて大抜擢されるようになりました。先輩のマネをしたからこそ手にすることができた評価です。複雑な気持ちでしたがありがたいことでした」

自分のやり方をリセットする

   「守・破・離」という考え方があります。これは、道を究めたいのであれば、いったん自分のやり方をすべて捨てて師匠に言われた型を守ることを意味します。

「仕事道においても『守破離』の精神は効果的です。一流の人をじっと観察し、脳をコピーするような心意気で徹底してマネをするうちに、その人と同じ行動がとれるようになります。そのときには、格段に仕事が早く効率的になっているはずです。できる人の仕事術を完全にコピペすること。相手の行動を観察することです」

   と、鈴木さん。

「そして、コピペするにしても、そこは優先順位をつけたほうがいいでしょう。実現可能性が高く、効果が大きいものからマネするようにしてください」

   「時間をじっくりかけて振り返りをした」

「時間をかけて仮説検証をした」

   ところが、時間が掛かりすぎてしまったということが仕事の現場ではよく起こります。そう考えれば、良質な仕事をコピペするほうがはるかに効率的です。本書は平易に分解された仕事術の事例集です。この機会に如何でしょうか。(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所客員研究員
代議士秘書、大手コンサルティングファームで、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事。IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/故・橋本龍太郎元首相夫人)を運営。NHK、民放各社のテレビ出演、協力、経済誌などの掲載多数。著書は多く、近著に「頭がいい人の読書術」(すばる舎)がある。
経営学修士、経済学修士。東京都出身。
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