2024年 4月 24日 (水)

ドコモ、au、ソフトバンク大手3社独占「プラチナバンド」を楽天にも! 携帯電話業界がどう変わる?

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談合体質を破壊!「ここは楽天に頑張ってもらいましょう」

   今回の総務省有識者会議の動きについて、ネット上では大手3社独占の構図に風穴を開けるものだとして、歓迎の声が多い。

   フリーランスジャーナリストの山口健太氏は、こう指摘した。

「楽天によれば、最も順調に再配分が進んだ場合、2023年内には部分的にプラチナバンドを利用したサービスを始められるとの見通しです。これまで楽天のエリア外ではKDDIのローミングでつながっていましたが、これは段階的に終了し、楽天の自社エリアのみになります。しかし楽天が保有する1.7GHz(ギガヘルツ)帯は屋内など入り組んだ場所に届きにくく、エリア内なのにつながらないとの報告が増えています。かつてソフトバンクは2012年にプラチナバンドのサービスを開始したものの、『つながりにくい』との評価を覆すのに長い時間がかかりました。他2社は消極的な姿勢ですが、楽天が第4のキャリアとして成長するためには避けて通れない道でしょう」

   ほかにもこんな声が。

「楽天の参入によって3社横並びが崩れたことは確かだ。いろいろ問題もあるのだろうが、談合体質を破壊し、日本を活力ある社会にするために、ここは楽天に頑張ってもらいましょう」

「楽天にも分配して競争を加速させたほうがいい。ソフトバンクが新規参入して時間規制かけ放題を始めて期待したが、iPhoneの独占発売後はここ10年くらい競争がかなり生ぬるくなったからね。その点、楽天の参入で再び活力が戻るのを期待する」

   これに対しては、こんな懐疑的な指摘も。

「昔のソフトバンクが楽天のような感じだった......。楽天もそのうち通信事業のうまみを経験して、気がついたら4社横並びの競争レス状態にならなければいいが」
電波は誰のもの?
電波は誰のもの?

   一方で、テレビの電波の改革もすべきだという意見も多かった。

「3社独占だった携帯の電波にメスが入るのは、競争が活発化するという意味ではいい刺激です。ただ、総務省はなぜ携帯に関してはこれだけ意欲的に改革していくのに、テレビは放置するのか。テレビは携帯以上に電波が独占されている」

「いっそテレビ向けの電波の帯域を半減させて、電波を携帯に割り当ててほしい。いまやテレビより携帯のほうが国民にとってずっと重要なインフラだし、影響力が大きいメディアだと思う」

「民放大手に地デジ、BS、CSと3波も与える必要あるのだろうか? 最初は野球が延長してもBSで放送して、地上波でドラマを定時で始められるからと言っていたが、蓋を開けてみれば3つとも同じく延長もしくは中継を打ち切っている。要らないなら返して欲しいね」

「NHKも見直す点はあるが、BSなどの内容は充実している。しかし、民放の東京キー局のBS、CS枠は通販や行事イベント番組ばかりで、あまりに内容がなさすぎる。電波の既得権確保だけが目的になっている。テレビ局の電波は抜本的に減らして、ぜひ携帯電話に回して欲しいものだ」

(福田和郎)

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