2024年 4月 26日 (金)

雑談、プレゼン...... 朝礼に通じる「話し方」のコツ【朝礼のネタ本はこれだ!】

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「結論 → 理由 → 事例 → 結論」という展開で

   次が「話し方」だ。アメリカの子どもが必ず学ぶ超基本として、「結論 → 中身 → 結論」の「ハンバーガー話法」があるという。これを基に岡本さんが勧めるのが、「結論 → 理由 → 事例 → 結論」という展開だ。「理由」の冒頭では「なぜなら」、「事例」の冒頭では「たとえば」という、ひと言を添えれば、わかりやすい。

   このほかにもいくつか朝礼の参考になるルールがあると思った。たとえば「丸めない数字でインパクトを出す」というものだ。「大まかな数字」ではなく、「四捨五入をしない正確な数字」を入れると、規模感とインパクト、「できる人」というイメージが生まれる。

   岡本さんはかつて、人前に立つことが大の苦手だったそうだ。渡米して名門アクティングスクールで学んだことが、「プライドを捨てて、恥をさらしバカになれ」ということだった。

   トヨタ自動車の豊田章男社長が社内報の中で、「すごいプレゼンをする秘訣は何か」と聞かれて、こう答えたことを紹介している。

「唯一のアドバイスは、人前に出ていくと『恥ずかしい』とか、やっぱり人間だから『いいカッコしたい』っていうのが出るんだよ。それさえ捨てりゃラクだよ(笑)」

   「カッコつけるのをやめる」というプレゼンのコツは、朝礼にもあてはまるだろう。

   声のメリハリやアイコンタクトの重要性にも触れている。全体の7割以上の時間は聴衆を見て話すようにとアドバイスしている。手元原稿から目が離せないという人に、以下の「4つの場面」だけは聴衆を見て、と勧めている。

(1)冒頭の30秒
(2)情報が少なく、読み上げる必要があまりないページやスライド
(3)強調したい言葉やメッセージ
(4)「さて」、「ところで」などと接続詞を使って、場面を転換したいとき
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