2024年 4月 20日 (土)

「金メダルラッシュ」に沸く東京五輪 「日本選手が金10個以上取ると株価が上昇する」ってホント?

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ロンドン五輪は金9個だが、最多のメダル数が後押し

柔道の阿部一二三と詩が「兄妹金メダル」の快挙(東京五輪組織委の公式サイトより)
柔道の阿部一二三と詩が「兄妹金メダル」の快挙(東京五輪組織委の公式サイトより)

   宅森昭吉氏は、各五輪大会の期間中の株価を開幕前日の終値と、閉幕翌日の終値で比較した。確かに、図表を見ると、金メダルを10個以上獲得した夏季五輪大会では、前回の東京五輪(1964年)という「例外」を除き、1968年のメキシコ大会(金メダル11個、2.3%増)、72年ミュンヘン大会(13個、3.7%増)、84年ロサンゼルス大会(10個、3.5%増)、2004年アテネ大会(16個、1.4%増)、16年のリオ大会(12個、2.1%増)と、軒並み株価が上昇している。

   逆に金メダルが10個未満の大会では、メダル総数が過去最高の2012年のロンドン大会を除き、軒並み株価が下降している。これは、日本選手団が振るわなかったために、五輪期間中のマインドにマイナスに働き、株価の下落に影響したということなのだろうか。

   このリポートについて、インターネット上では冷ややかな意見があふれている。

「今回は地元アドバンテージに加えて、何かと行動が制限されることが多い今の選手村の事情を考えると、日本選手が外国選手より精神面でだいぶ有利。ぶっちゃけメダルを稼ぐチャンスだと思って期待しています。今回は事情が特殊すぎるし、メダルでいつものような経済効果が出るかと言われると、微妙な気はします」
「日本の金メダルの予想34個だそうです。株価は跳ね上がりますね。でも五輪後しばらくして急落するでしょう。株価より五輪の会計検証をしっかり実施し公表してほしい。税金の使用に問題がなかったか納税者として知りたい」
「過去の五輪と今年の五輪は違う。コロナ禍でなければ上がるだろう。それに、一瞬の打ち上げ花火に意味があるのか? お祭り(オリパラ)の後始末(コロナ感染)、収支決算(増税)が、今後どのくらいの期間、日本の重石となるの、想像もつかない。しかも、今後の20年間は少子高齢化による国内問題が佳境(社会保障費増加、若年層労働人口減少)となる時期なのにね」
競泳の大橋悠依が金メダル(東京五輪組織委の公式サイトより)
競泳の大橋悠依が金メダル(東京五輪組織委の公式サイトより)
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