2024年 4月 26日 (金)

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「FIREには4つのパターンがある」週刊エコノミスト

「週刊エコノミスト」2021年10月26日号
「週刊エコノミスト」2021年10月26日号

   週刊エコノミスト(2021年10月26日号)は「もう会社に頼らない FIRE資産形成術」を特集している。FIRE(=「Financial Independence Retire Early movement」)とは、「経済的な自立を実現し、早期リタイアを目指すムーブメント」のことだ。先週の「週刊ダイヤモンド」も同様の特集を組んでいたので、いよいよ日本でもFIRE人気に火かついたようだ。

   働いても働いてもなかなか収入は増えない。それどころか、いつ仕事を失うかわからない。そんな時代を生き抜くために、FIREが必要だというのだ。

   特集では、冒頭で2019年に30歳で大手企業を退職し、「適度な田舎」でFIRE生活を送る穂高唯希さんの生き方を紹介している。FIRE時の資産は7000万円。FIREに至るまでは、徹底して家計を管理して、給与の8割を資産運用に回したという。

   資産運用の基本は高配当・連続増配株式投資。FIRE後は、主に増配株で運用している。リスク分散のため、単一銘柄がリスク資産全体の5%程度を上回らないようにしているそうだ。

   資産残高は今、1億円台に乗せており、配当益や運用益の取り崩しが収入の柱の一つだ。しかし、「FIREとは働かないことではないと思っている」と話している。農作業や林業、冬は除雪作業など「興味ある活動」にも携わり、ブログやコラムの執筆もしている。

   ファイナンシャルプランナーの横谷聡さんが、「あなたはどのタイプ?」と題して、FIREの4パターンを解説している。

   就労所得なしでも資産運用だけで生活できる「フルFIRE」、一定額の資産運用・取り崩し・副業・パートを組み合わせた「スローFIRE」、資産は少なくても、一定額の副業とパート収入を足して生活する「サイドFIRE」、倹約をして、働かずに、少ない資産運用・取り崩しで生活する「倹約型FIRE」の4つだ。

   フルFIREの場合、資産1億2000万円を年利4%で運用すると、月40万円(年間480万円)の運用収入で生活費をまかなえる。資産は減ることなく、65歳からの年金受給で増加するという。ところで年利4%の利回りを獲得するにはどうしたらいいのか。4つのシナリオを提示している。

   比較して、現実的なのはスローFIREのようだ。一定程度働きながら資産も運用するのだ。40代前後のFIREにばかり目が向きがちだが、60歳前後のシニア世代にこそ、FIRE的な発想が求められると思った。

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