2024年 4月 25日 (木)

退職者がオススメ「辞めたけど良い企業」 名だたる企業を押しのけてランクインした意外な官公庁とは?

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退官後もさまざまなキャリアが役立つ特許庁

特許庁の意匠審査官採用案内(公式サイトより)
特許庁の意匠審査官採用案内(公式サイトより)

   一方、官公庁として唯一上位にランクインした特許庁。経済産業省の外局であり、発明や意匠・商標に関する知的財産の管理や手続きを行う機関だ。

   口コミからは、自身の専門性を発揮できるだけでなく、未経験者でも充実した研修で専門性を身につけられる点や、審査官として7年以上勤務すると弁理士の資格を取得できる点を評価する声がみられた。

「非常に研修が充実している。法律の知識がなくとも、入庁後の研修で必要な知識は身につけることができる。また、長く務めることで弁理士資格を取得可能であり、退職後も活躍することができる」(審査官、男性)

「審査の仕事は大学や大学院での専門性を存分に発揮することができる。また、法的な感覚や論理性なども必要であり、求められることは多いが、最先端の技術に触れられることは楽しい。節目、節目で研修が組み込まれている。基本的に審査官、審判官を経験し、その後は上席審査官、上席審判官などに進む。若い頃は企業への派遣や海外留学なども経験することができる。他省庁への出向や時には外交官の身分で在外公館や裁判所で調査官として働くことも可能だ」(審査部、男性)

「日本の知的財産権を所管するという重要な仕事であるので、自分の仕事に誇りを持つことができる。また、審査官の業務経験というキャリア、人脈はほかに代え難い貴重なものであり、退官したあとの仕事のうえでも間違いなく一目置かれるキャリアになることができる」(審査官、男性)

「先行技術や文献調査のスキルが、毎日の特許審査で向上します。特許分類を駆使した高度な先行技術調査を実践し、適切な先行技術文献を見つけること、迅速・適格な特許審査に寄与することが、自らの働き甲斐につながります。審査官として7年勤務すると、弁理士の資格を取得できるため、退官後のキャリアアップが図れるというメリットがあります」(審査官、男性)

   データの集計は、2018年1月から2021年10月まで、OpenWorkに退職者からの投稿が10件以上ある4691社(15万3302件)のクチコミを対象とした。

(福田和郎)

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