2024年 4月 18日 (木)

週刊東洋経済は「株の道場 新年相場編」を特集 週刊エコノミストは「日本経済総予測」、週刊ダイヤモンドは「生前贈与」

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   「週刊東洋経済」「週刊ダイヤモンド」「週刊エコノミスト」、毎週月曜日発売のビジネス誌3誌の特集には、ビジネスパースンがフォローしたい記事が詰まっている。そのエッセンスをまとめた「ビジネス誌読み比べ」をお届けする。

   「週刊東洋経済」(2021年12月18日号)の特集は「株の道場 新年相場編」。「会社四季報新春号」を先取りした2022年の注目株を取り上げている。

  • 「週刊東洋経済」が予測!? 2022年の相場はどうなる……
    「週刊東洋経済」が予測!? 2022年の相場はどうなる……
  • 「週刊東洋経済」が予測!? 2022年の相場はどうなる……

株価上昇と収入増の「二刀流銘柄」はこれだ!

「週刊東洋経済」2021年12月18日号
「週刊東洋経済」2021年12月18日号

   12月15日に発売される「会社四季報」新春号に基づくランキングが多数掲載されている。「好業績」による株価上昇と、「高配当」による収入増の両方を狙える「二刀流銘柄」を冒頭で紹介している。

   1位は日本電子材料。半導体集積回路の検査部品であるプローブカードのメーカーとして国内2位。最高益更新率は69.4%と驚異的だ。会社は下期に需要の端境期が来ると想定しているが、四季報では会社計画は保守的とみて増額している。

   2位は信越化学工業。半導体シリコンウェハーと塩化ビニール樹脂で世界最大手。会社計画を1000億円以上、上回る今期純利益を四季報は予想している。

   会社計画を四季報が独自に増額している「乖離額」の大きさランキングでは、1位は総合化学メーカー大手の東ソー。塩ビ樹脂やエチレンアミンといった主要製品の市況が上振れしており、採算が急改善している。3位はバンダイナムコホールディングス。9月に発売した家庭用ゲーム「テイルズオブ アライズ」が初月で100万本を超えるヒット。22年2月に発売する「エルデンリング」は初年度400万本が見込める。

   「乖離率」の1位はモスフードサービス。既存店売上高は巣ごもり需要などで前年声が続き、会社計画を上回る営業利益が達成できそうだ、と予想している。

   来期の売上高営業利益率が今期に比べ、どれだけ改善するかをランキングした「新年期待銘柄」を見てみよう。1位は東海旅客鉄道(JR東海)だ。コロナ禍が落ち着き、長距離輸送が持ち直せば、一気に利益が回復しそうだ。2位はソフトバンクグループ、3位は高級ホテルへの投資や運営を行うウェルス・マネジメント、4位はゲーム会社のミクシィ、5位はパチンコ・パチスロ大手のユニバーサルエンターテインメントとなっている。

   個人投資家に銘柄の分析法を教える複眼経済塾の渡部清二塾長が10倍株を探すノウハウを伝授している。投資の「三種の神器」は、四季報読破、日経新聞の切り抜き、日米の株価・金利、ドル円、原油価格、主な出来事を記録した指標ノートだという。

    2022年の株式市場で話題になりそうなテーマと関連銘柄も取り上げている。三木証券投資情報課長の北澤淳氏の注目テーマは以下のとおりだ。

国産ワクチン開発、Go To トラベル、自動車電動化、半導体の国内生産、再エネ導入拡大、地方DX、子育て支援、国土強靭化

   国産ワクチンの開発で有望な塩野義製薬、第一三共、明治ホールディングスに注目している。

   一方、SBI証券投資情報部長の鈴木英之氏が注目するテーマは以下のとおり。

デジタル通貨、イベント、外出、半導体、メタバース、VR・AR技術と活用

   デジタル通貨に関連して、インターネットイニシアティブ、フューチャー、KDDIに注目している。

   四季報の先取りコメントには、これらの企業の動きが紹介されている。四季報を熟読するのが投資の基本になることは間違いない。

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