2024年 4月 25日 (木)

「お安くなりますよ」電力やガスの切り替え勧誘詐欺にご注意! 検針表を見せたら一発アウト

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「検針票を見せると勝手に契約させられる」

【事例2】マンション全体のプラン変更とだまされて契約してしまった

事業者が訪問し、「マンション全体で電気の契約を変更している」「料金が安くなる」と言われた。現在契約している電力会社が新たなプランを開始したのだと思って承諾し、検針票を見せて申込書に記入した。しかし、その後、「新しい契約ありがとうございます」という電話が女性からあり、別の電力会社の勧誘だったことがわかった。検針票を見せてしまったが、どうしたらよいか。(2021年8月)
検針表を見せるのは命取りに!
検針表を見せるのは命取りに!

   大手電力・ガス会社を名乗って勧誘をするケースや、マンション全体の供給契約が変わるかのような説明を行うケースが非常に多い。マンションの場合、どこの電力・ガス会社と契約しているのか、知らない人が意外に多く、騙されやすい。ふだんからどこと契約しているのか、しっかり把握し、記録しておくことが必要だ。

   また、検針票の記載情報はくれぐれも慎重に取り扱うこと。氏名(契約名義)、住所だけでなく顧客番号、供給地点特定番号など検針票の内容は重要な個人情報になる。検針票を見せたために勝手に契約書を結ばれたケースが非常に多い。電話勧誘や訪問販売の際、検針票の情報を聞かれても、絶対に教えてはいけない。

【事例3】電話で契約先変更を勧められ、承諾しなかったのに請求書が届いた

4か月前に「電力会社を変えると料金が安くなる」という電話勧誘があった。「電話もセットで契約するとさらにお得になる」とのことだった。話は聞いたが承諾せず、個人情報も伝えなかった。その後、電話勧誘をしてきた電力会社から支払方法などの届出の書面が届いたが、契約したつもりがないため放置していた。 すると、2週間前に電気料金として約9000円の請求書が届いた。訳がわからず、もともと契約していた大手電力会社に問い合わせると、契約先が変わっているため詳細は新しい電力会社に聞くように言われた。契約先を元に戻したい。(2021年8月)

   電力・ガス会社には、契約を締結するときに、事業者名やその連絡先を含めた契約内容を記載した書面を交付する義務がある。こちらに契約したつもりがなくても、向こうは契約が成立したと思い込んでいるため、そうした書面はしっかり確認することが重要だ。

   契約を切り替えた覚えがないのに、契約が切り替わっていた場合は、経済産業省電力・ガス取引監視等委員会の相談窓口に情報提供をしよう。

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