DX研修の「肝」はココ! あなたの会社はどう「進化」したい? どんなIT人材を求めているの? プロイノベーションの久原健司社長に聞く(前編)
2022.04.30 11:45
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チャットにはチャットの「ルール」がある!
――コロナ禍でリモートワークが多くなりましたが、それによってどんな変化が進みましたか?
久原さん「みなさんの多くが、チャットツールを使うようになったと感じています。少し前までは、連絡をメールでやり取りしていたような人たちも、チャットツール(ChatWorkやSlack、LINEなど)をパソコンや携帯電話に導入して、仕事のやり取りをする人が増えたと思います。
メールでもいいじゃないか、という人もいると思いますが、メールですとメンバーと題名があって『いつもお世話になっております。久原です。』みたいなやり取りをします。でも、チャットツールなら、いきなり本題にポンと入れます。ようするに、リズムとテンポが良くてスピードが速いのです。物事を一つずつ進めていくのに、メールのよさもありますが、チャットツールでは複数人と同時に会話ができる点が、企業でもチャットツールを活用するケースが増えた理由だと思います。チャットツールでは、情報を共有するグループ(部屋)を作りやすく、気軽に情報の発信や共有ができるのも特徴です。プロジェクトチームなどの活動の単位ごとで情報管理ができるのが便利なところでしょう」
――チャットツールを上手に使いこなす方法を、久原さんならどう教えますか。
久原さん「チャットツールでは、アクティブ人はいろいろな部屋(グループ)のメンバーになっていたり、優秀な人はさまざまな部屋からお誘いを受けたりします。それがよい面でもあり、そうでもない面もあったりします。
たとえば、複数のプロジェクトに参加していると、メッセージがどんどん来るわけです。初めはプロジェクトに、とりあえず参加しているだけでいいかなと思っていても、メッセージが来れば見なければいけないし、必要なら返信しなければいけなくなります。結果、メッセージへの返信に手が取られて、自分の仕事が疎かになってしまう。なかには『チャットツール疲れ』になってしまう方もいないわけではありません。そうならないように、チャットツールも上手に使う工夫があります」
では、チャットツールを上手に使う工夫とは――。<DX研修の「肝」はココ! あなたの会社はどう「進化」したい? どんなIT人材を求めているの? プロイノベーションの久原健司社長に聞く(後編)>に続きます。
(聞き手:牛田肇)