2024年 4月 30日 (火)

世は「リモートワーク」から「出社」回帰に やっぱり大事だった職場の「雑談」...でも、久しぶりの出社、きっかけはどうしたら?(高城幸司)

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「息抜き」でもある雑談にはビジネスのヒントが!

   そこで、リハビリの一環として職場に勤務したら、行ってみていただきたいのが「雑談」の仕掛けです。

   交渉や採用面接、営業、人事評価といったより深刻な話題ではなく、食事とか読書とかカジュアルなネタを同僚や上司に投げかけてみるのです。

   そもそもリモートワークで雑談は難しい、と言われてきました。本来であれば、職場で行われる雑談は息抜きであり、意外なビジネスの発想を気づかせる機会になってきました。そうした機会が、コロナで抜け落ちていた可能性が高いのです。

   まずは、雑談のネタを探しましょう。誰もが肯定的になるテーマがいいと言われています。大谷選手の活躍でも、天気でもいいかもしれません。雑談相手のことがわかっていれば、話が弾みそうなネタをネットニュースなどで探しておくといいかもしれません。

   大事なことはネタを投げかけて、「どう思いますか?」と質問をすること。そして、質問の回答に対して、笑顔でしっかりと頷くこと。

   これができると相手は心を開いてくれます。その後の仕事の会話もスムーズになりますし、何となくつながった意識が醸成されて、出社した意義を痛感できるのではないでしょうか? ぜひとも試してみてください。

(高城幸司)

高城幸司(たかぎ・こうじ)
1964年生まれ。リクルートに入社し、通信・ネット関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞。その後、日本初の独立起業専門誌「アントレ」を創刊、編集長を務める。2005年に「マネジメント強化を支援する企業」セレブレインの代表取締役社長に就任。近著に『ダメ部下を再生させる上司の技術』(マガジンハウス)、『稼げる人、稼げない人』(PHP新書)。
「高城幸司の社長ブログ」
株式会社セレブレイン
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