2024年 6月 18日 (火)

いよいよ勝者同士の「ノックアウト戦」開始! サッカーW杯大興奮の裏で...「最優秀選手」選出に異変が起きていた?!(井津川倫子)

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   中東カタールで開催中のサッカーワールドカップ(W杯)。「サムライブルー」こと、日本代表の応援で、寝不足の方も多いのではないでしょうか?

   いよいよ、グループリーグを勝ち残った強国が熱戦を繰り広げる「knockout stage」(決勝トーナメント)が始まります。

   どの国が「ノックアウト」されていくのか、試合結果に注目が集まるなか、ピッチ外では各試合の「man of the match」(最優秀選手)選出をめぐり、ある異変が起きていました。

  • サッカーW杯、寝不足の日々はまだ続く(写真はイメージ)
    サッカーW杯、寝不足の日々はまだ続く(写真はイメージ)
  • サッカーW杯、寝不足の日々はまだ続く(写真はイメージ)

さあ、次はどの国が「ノックアウト」されるのか?

   サウジアラビアが強国アルゼンチンを破った大番狂わせで幕を開けたカタールW杯。日本のドイツ戦勝利やチュニジアのフランス戦大金星など、グループリーグでも数々のドラマが生まれました。いよいよ、決勝トーナメントが始まりますが、じつは「グループリーグ」も「決勝トーナメント」も、日本独特の呼び名のようです。

Argentina beat Poland 2-0 to enter World Cup knockout stage
(アルゼンチンがポーランドを2-0で破り、W杯決勝トーナメントに進んだ)
knockout stage:決勝トーナメント

   いわゆる「決勝トーナメント」の正式名称は、「knockout stages」(ノックアウトステージ)です。「knockout tournament」(ノックアウトトーナメント)と表されることもありますが、「knockout stages」の方が一般的です。

   「knock out(ノックアウト)」(打ち負かす、殴り倒す)という意味の単語です。どちらかと言えば、ボクシングなどの試合で、対戦相手をボコボコに打ちまくって「ノックアウト」するシーンが思い浮かびます。1対1の真剣勝負で負けたら、「ノックアウト」される「決勝トーナメント」は、格闘技並みに激しい戦いだ、ということでしょうか。「勝ち抜き戦」の恐ろしさがひしひしと伝わってくる表現です。

   「knockout stages」(ノックアウトステージ)で思い出したのが、1998年フランス大会でのイングランド代表チームの敗退です。決勝トーナメントに進出したものの、アルゼンチン代表に敗れてベスト16どまりとなった同チーム。反則行為で退場処分となり、「戦犯」扱いされたデイビッド・ベッカム選手(当時)へのバッシングはすさまじいものでした。

   暴徒化したファンによる「殺害予告」が氾濫し、街頭にはユニフォームを着せた等身大の首つり人形が出現。身の危険を感じたベッカム氏はしばらく英国に帰国できなかったほどです。無邪気にベッカムファンを公言していた私は、イギリス人同僚から「ベッカムファンは封印しろ。サッカーファンにボコボコにされるぞ」と警告されて、思わず身震いが...。

   本場英国で味わったサッカーファンの恐ろしさから、「knockout stages」の厳しさをあらためて思い出しました。

ファインセーブ連発!GK権田選手も選ばれたのに... 「最優秀選手」に、ある「疑惑」が??

   ノックアウトステージ進出に向けた戦いが繰り広げられるなか、数々のスター選手も登場しています。W杯では試合ごとに最も印象的な活躍をした選手を「man of the match」(マン・オブ・ザ・マッチ)として表彰しています。日本語では「最優秀選手」と訳されることも多いです。

   強国ドイツを破った第1戦では、ファインセーブを連発したGK権田選手が見事、「man of the match」に選ばれています。2002年の日韓大会から制定された賞ですが、今大会のグループリーグでも、メッシ選手やロナウド選手といった「常連」に加えて、新星も多く選出されました。

   ところが、この「man of the match」選出をめぐり、ある「疑惑」が発覚。W杯恒例(?)の賭けの対象から外される、という騒動に発展しているようです。

Bookmakers stop taking bets on World Cup man-of-the-match awards as scammers target voting
(詐欺師の標的になったため、ブックメーカーがW杯最優秀選手のかけを中止した)
scammer:詐欺師

   報道によると、FIFAのウエブサイトでオンライン投票によって選ばれる「man-of-the-match」の選考過程で「不正」が発覚。特定の選手に「あやしい」投票が集中して、賞金金額が跳ね上がるなど、尋常でない動きがみられたようです。

   実際、「man-of-the-match」に選ばれたある選手が、「どうして僕が選ばれたのかわからない。そんなに活躍していないのに...」と不思議がるコメントも紹介されていました。ブックメーカーの調査で、特定の選手に「組織票」を促すSNSの存在や、一人で70票以上投票するアカウントなどが見つかったことから、「賭けを中止にする」という判断にいたったそうです。

   賭けの対象からは外れるものの、FIFAの「man-of-the-match」表彰自体は続けられるようですが、賭けの対象から外れたとたん、不正投票がなくなるかもしれないですね。

   それでは、「今週のニュースな英語」は、「knockout stage」以降の試合の呼び方を紹介します。

final match(決勝)

semi finals(準決勝)

a third place play-off(3位決定戦)

   たしかに、試合結果は操作できないですが、投票で選ぶ「man-of-the-match」なら悪いことを考える輩がいそうです。そんな人たちこそ、W杯の場から「knockout」されてほしいものです。(井津川倫子)

kaisha_20170303104637.png
井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
姉妹サイト

注目情報

PR
コラムざんまい
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中